副隊長の憂鬱 ページ11
− 結城 −
またどっかに行ってしまた隊長を探している
あの人は無断でちょこまか……困る!!
結城「ん?」
あれ、なんでこんな所に……
結城「ひよ里さん?」
猿柿「っ!!なんや、水鳥かい」
少し涙目のひよ里さんだった
❀✿
結城「なるほど……」
場所を変え、私はひよ里さんの話を聞いた
隊長が予想してた通り
仲睦まじくないようだ
猿柿「曳舟隊長が急に居なくなった思うたら、今度はよー分からん変人が隊長やなんて……うちは納得いかへんねん」
____
結城「貴女に、隊長なんて……安藤隊長の穴は埋められる訳ない!!」
『……じゃあ君が副隊長やってよ』
結城「え……?」
『もし相応しくないと思ったなら……____
________殺しに来ればいい』
________
思い出す
そして、似ている
百目鬼隊長が隊長になった時の私に
早すぎる昇進に若すぎる年齢
実力が不明の彼女を疑った
そして、認めたくなかった
だけど隊長の『殺しに来ればいい』の一言に
私は壮大な覚悟を感じた
あの人に、ついて行こうと思えた
____浦原隊長にも、それがあると思う
結城「ひよ里さん、逃げちゃダメです」
猿柿「別に逃げてへん」
結城「浦原“隊長”は、認めて大丈夫な人です」
猿柿「なんでそんなん、わかんねん」
私は立ち上がり、真っ青な空を見た
その蒼さに
私は隊長を重ねた
結城「あの人も、そうだったからです」
猿柿「あの人……Aのことか?」
結城「はい!」
私は満面の笑みをひよ里さんに向けた
結城「あの人は、どんなに隊士に酷いこと言われても、絶対に怒りませんでした。挙句の果てには自分を殺しに来いとも言いました。それから隊士は、隊長をよく見るようになりました。隊長と向き合いました」
ひよ里「……」
結城「隊長は、単純な固定概念に囚われていた私達と向き合い、自分を認めさせたんです」
私は空から、ひよ里さんに目線を変えた
結城「ひよ里さんも、浦原隊長と本気で向き合ってみてください」
猿柿「っ!!」
私の言葉に、悔しい顔をするひよ里さん
まあ、後輩にこれだけ言われるの嫌だよね
私も嫌だし。
結城「……あ!!隊長探さなきゃ!!ひよ里さん、失礼しますね!」
私は慌てて探し始めた
結城「隊長ぉぉぉぉお〜〜〜〜」
こういう所はやはり
直して欲しいです、百目鬼隊長。
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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時