七十八話…? ページ32
舞台から降りて会場を出るとあの3人が複雑そうな顔をして待っていた
四「…Aさん…」
『…』
なんと言葉を返せばいいのだろうか
僕が言葉を詰まらせると凍籠咲が僕の前に立った
凍「こっちもこっちの事情でやってんだ
今更裏切られましたなんて言うんじゃねぇぞ」
『凍籠咲、いいから。
…十四くん、またお店に遊びにきてね』
そう伝えて通り過ぎようとした
ぎゅっと服の袖を掴まれて振り返ると
今にも泣きそうな顔で見つめてくる十四くんの姿
四「嫌いにならないっす…だから…嫌わないで…」
怯えたその姿は過去に囚われたようにも思えて
僕は出来るだけ優しく頭を撫でると身をかがめて
僕の鎖骨の辺りに頭をつけた
この子もこの子で過去に何かあったんだ
そんな子を見捨てれる訳が無かった
真「…Aさん、打ち上げは以前行った蕎麦屋で
お願いしますね。お連れもいらっしゃれば是非」
わざとらしくそう言った真田さんの言葉
凍籠咲は少し嫌そうな顔をした後、
舌打ちをして真田さんと先に歩いて行った
…
『一緒に行きませんか?』
四「行く…ぐすん」
さて、と…
『白膠木さんも行きませんか?』
白「よぉ気付いたなぁ、行くに決まってんやろ」
不思議なメンツを連れて二人を追って歩き出した
…
臼「それでこの団体か」
『すみません…』
座敷にしてもらったのは良いものの
何故か僕の隣に誰が座るかで言い争いになっている
臼「騒がしい!!」
凍「って言ってるから俺がAの隣座るわ」
臼「ふざけんなテメェAに手出しすんだろうが
引っ込め、消えろ。てか店に来んじゃねぇよ」
あぁ…もう、何してんだ皆
他の店員さんがオドオドと入ってきて
「どうしますか?」と入り口で立ったままの僕に
声をかけてくれた
僕はパンパンッと手を叩き注目を浴びる
『はい、皆さんジャンケンして席決めてください。
店員さんも困ってるんですからメニュー先に決めてください。』
臼石さんと凍籠咲の間に割り込んで
喧嘩を止める
なんとか決まって席にようやく座れた
隣は十四くん、白膠木さんに挟まれて目の前には
凍籠咲が座っている
『臼石さん、急に団体で来てしまってすみません』
臼「気にすんな。大会勝ったんだろ?おめでと」
「これから料理するから頭撫でてやれねぇけど」と
言いつつ優しく微笑む
そして調理場へと戻って行った
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砂漠*(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます!グダグダ進行になってしまいますがナガノディビジョンの応援よろしくお願いします!( ̄^ ̄ゞ (2022年1月5日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2022年1月5日 10時) (レス) @page47 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠*(プロフ) - 猫目石さん» 大変お返事が遅れてしまいすみません!(; ;)ナガノディビジョン推しありがとうございます!イラスト全然OKですのでもし描いていただけたらぜひ教えてください|´-`)ヒソリ (2021年12月22日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠*(プロフ) - 貴方の作品のファンさん» 大変遅れてすみません!(; ;)これから少しずつ更新していきますので気長にお楽しみください!m(_ _)m (2021年12月22日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - ナガノディビジョン推しです!良ければ二次創作のイラストを描かせていただいてもよろしいでしょうか?(マイク起動したところとか。たぶんというか妄想だけになりますが、) (2021年7月25日 10時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
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