みんな待ってんだよ (ページ10)

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Last story__10 ページ10

ここ一週間ほど青峰くんを資料室には顔を出してないと言うより見かけてすらない

何か怒らすことでもしたかななんて考えているとクラスの子に声をかけられた

「最近教室来ないね青峰大輝くん」

『うーん忙しいんじゃない？』

「仲良いからてっきり付き合ってんのかと思ってたよ」

『まさか?? 』

みんなが体育に行くついて行く日もあれば行かない日もある基本やりたくなっちゃいそうなスポーツの日は行かないでレポートを書く

今日はバスケだったから行かずに教室でレポートを書いていると……

「わりぃわりぃ！」

っと言う彼の声が聞こえてくる窓の方に近づき少しの間見ているとキラッキラの笑顔が校庭に溢れている

バスケをやってる姿とはまた違った青峰くんを見ることが出来た

ふっと青峰くんが私がいる方に目線を向けた気がした
ここは3階校庭から見えるかなんて微妙
それでも私が笑ったら青峰くんも笑ったそんな気がした

いつの間にか青峰くんが身近な存在になってる
バスケを思い出すことは辛いのに青峰くんから聞くバスケの話は楽しくて仕方ない

『またバスケやりたいなぁ……』

.

.

.

「あれせんぱーーい!! 」

帰ろうとしていると後ろから可愛らしい声に引き留められる恐らく青峰くんの幼なじみのさつきちゃんだろう

桃井「今日は彼氏さんお迎え来てないんですか？」

『……？彼氏?? 』

桃井「はい!! いつも来てる私服の」

『あーあれ私の弟だよ母から迎えこれない日で弟が暇な日は迎え頼んでたの』

さつきちゃんはそれを聞くと目をおっきくして
喜んだ様子に見えた

桃井「じゃ今日はひとりでかえるんですか？」

『うん』

桃井「青峰くんが送っていきますから練習!! 見ていってください！」

＂さぁ行きましょ！＂と言われて私はそのまま
体育館に連れていかれた

『先生こんにちは』

「これはこれは珍しいお客さんですねいいアドバイス期待してますよ？」

なんて言われたらもう練習を見ていくしかなくて
邪魔にならなさそうな端に移動する

「チィーすって……先輩なんで??」

『あー見学??』

約一週間ぶりに青峰くんとかいわしました。