みんな待ってんだよ (ページ12)

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Last story___12【青峰大輝side】ページ12

「先輩さぁ今度一緒にバスケしに行かね？」

俺の言葉に同様も驚きも見せない先輩直ぐに断ろうしてきたから思わず言葉を塞いだ

『ごめ(( 「見たいなんで先輩が道化師(ジョーカー)と呼ばれてんのか知りてぇ」

鈴原を見て何より昔1度だけ見た事ある先輩のプレーもう一度この目で見てぇと思ったこの人がどんなふうに点を取るのか

『買い被りすぎだなそれに呼ばれてたのは昔の話だし私は何故そんなふうに呼ばれてたかも知らない』

あー断られたっと思った時俺の後ろから知らねぇやつが俺の名前を呼ぶ声がした同時に先輩が＂おかえり＂という言葉をかけた

「青峰大輝じゃんうわっ本物だ」

「……誰だ??」

『あーぁ弟さっき話したバスケやってるって言った』

そう言えばよく先輩のこと迎えに来てたやつか
身長は俺より少し小せぇくらいか黄瀬といい勝負くらいか？

弟「でなんでこんな所で話してんの？中入ってもらえばいいのに」

青峰「あっいやもう帰っからじゃ先輩また」

弟がドアを開けるのと同時に背を向けて帰ろうとしたら、弟が急に呼び止めて来た

弟「夏休み俺部活以外暇なんでバスケ一緒にしません？ついでにA姉連れていきますよ？」

『はぁあんた勝手になに言ってんの』

青峰「へぇおもしれぇ虹村さんの弟の実力見せてもらおうじゃねぇーか」

先輩は少し納得いかねぇような顔してたけどあの弟が何とかしてくれんだろ

歩いて帰っている途中にあることを思い出した
そう言えやぁ来週練習試合で黄瀬とか来るんだったなぁ

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先輩が練習を見に来た日から若松たちの誘いもあってよく顔を出すようになった度々悲しそうな顔をするのはなんでなんだろう俺にはなんつーか聞けなかった

『明日？』

「おーんで黄瀬の応援に一緒に来るってよ四天王の1人が」

黄瀬のところにいる奴が試合を見に来るらしい
黄瀬からその話があってとりあえず先輩の耳には入れておこうと思った

『そっか……一番心配してたけど黄瀬くんといるなら問題ないのかな見に行けないのが残念だなぁ』

「学校にはいるんだろ？」

『えっまぁいちおね』

「……なんで先輩がバスケから離れることになったか知らないけどよ会ってやれば？そいつとすげぇ会いたがってるみたいだし」

先輩は俯きながら＂そうだね＂と小さく答える
いつもの先輩とは思えねぇほど小さい声で