10:信じる? ページ10
「A、今日はありがとね」
「ん〜?何がー?」
「ご飯作ってくれて。おかげで右京も助かってたよ」
「みんな美味しそうに食べるから作りがいがあるんだよねだから、なんてことないよ」
料理するのも好きだしね
「そっか」
「いつも、きょーくん一人で作ってるの?」
「いや、最近は絵麻さんが手伝ってくれてるみたいだよ」
「あぁ絵麻ちゃんね」
絵麻ちゃん料理できるんだ←失礼
「どう?絵麻さんとは上手くやれそう?」
「うーん、どうだろうね〜?あの子、ミーハーっぽいから。私、裏切り者にされたりして?ww」
「笑えないよ、それ」
「そう?」
「Aは、ーーを失ってんだから」
「あははー。その話はちょっと」
「ごめん」
「まーくんは私の事信じてくれる?」
「もちろん、信じるよ。何があってもね」
「ありがとう、まーくん」
「着いたよ」
「うん、送ってくれてありがとう」
「あっそうだ、再来週の土曜日、母さんの結婚式だから予定開けといてね」
「うん、分かった」
まーくんの車を見送ってから家の中に入った
絵麻side
今日、従兄弟だという子が来た
最初見たときにはイケメンでラッキーって思ったわ
それに、あの金持ち学校の桜蘭学校の制服を着ていたし
なのに、あの子は女の子だった
それに兄弟に馴れ馴れしいし
従兄弟よりも兄弟の方が血は繋がってなくても近いはずなのに
兄弟はみんな、Aちゃんを見ていた
ねぇ、どうして?私は愛されないの?
ううん、そんなはずはない。愛されたい。あいされたい。アイサレタイ
そうだ、あの子がいるからいけないんだ。
あの子がいるから私は愛されない
だから………………
ケシチャエバイインダ
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作者名:美風 翔 | 作成日時:2016年9月30日 17時