12:ホスト部に犬 ページ12
「どうもうちの校風は庶民には敷居が高すぎるらしくてね。よほど図太い神経の持ち主でもなきゃ奨学特待生にはなれないだろうと言われてたんだ」
わぉ、鏡夜先輩軽く毒はいてる
「これで君を知らなきゃモグリだろう?」
「…ハァ」
「いわば君は勇者だ藤岡くん!!たとえ学年首席だろうと君は学校一の貧乏人だ。雑草と罵られ下賤の民と蔑まれるかもしれない!!いいじゃないか貧乏万歳だ。勇者にとって大切なのは無謀ともいえる心意気なのだよ!!噂のガリ勉君が男色家だったのは意外だが…」
「へ?」
「どんなのがお好みかな?ワイルド系?ロリショタ系?それとも…この俺にしてみる?」
「違います。自分はただ」
「ハルちゃん。ハルちゃんは勇者なの?僕王女様を助けたお話聞きたいなあ」
「誰がハルちゃんだーーーーッ!!」
「ハルヒ君、どーどー」
「とにかくっ静かな所を捜してただけですから!!」
「ここは静かとは全くの無縁だなー。運が悪かったな」
「どうも、お邪魔しましーーー…」
ーーーガッシャアアン
ハルヒ君の肘が当たり花瓶が落ち盛大に割れる
「校内オークションの目玉予定だったルネの花瓶が…」
「困ったねえ…これ800万からふっかけようと思ってたんだよねぇ」
「あの〜べんしょ〜」
「できんの?指定の制服も買えない人が?」
「大体何なの、そのダサイかっこ」
双子による追いうちプレイ
「どうする?環」
「こういう諺を御存じかな?藤岡くん。郷に入っては郷に従え。金がなけりゃ体で払え!!今日から君はホスト部の犬だ!!」
速報、ホスト部に犬が出来た
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←11:報告
46人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:美風 翔 | 作成日時:2016年9月30日 17時