〔あんスタ〕彼は私を見ていない〔衣更真緒〕 (ページ11)

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11：転校生が来るらしいページ11

朝練が終わった後、北斗からLINEがくる

北斗今日から来る転校生に俺達の協力者になってもらおうと思うのだが良いだろうか?

内容はそんな感じだった

断る理由もないため、

真緒おう、良いぞ～

と、返信しておいた

転校生………………か。

そういえば前、学院長がプロデュース科がどうとか言ってたような？

転校生がアイツだったら良いのに、なんて思ったのは俺だけの秘密

「ふぁあふ…♪まーくん、スマホをボーッと眺めてどうしたわけ～？またAのことでも考えてるのー？」

………訂正。凛月にはばれてるようだ

「違うって言ったら嘘になるな」

「恋するまーくん。青春だね～」

「茶化すなよ…。それより凛月、ちゃんと教室に来たな。偉い偉い♪」

「行かないと真緒母さんがうるさいからね～」

「誰が真緒母さんだ」

「あらあら、相変わらず仲良しさんね」

「そうそう、俺ら仲良し～♪」

「仲良しっつうか世話してる、の方が正しい気がするけどな？」

「ホンマの親子か兄弟みたいやな？」

「凛月ちゃんの方が年上のはずなのにね」

「兄者よりまーくんの方が何万倍もマシ」

「そんなこと言ってると先輩が泣いちゃうぞー？」

「うぇぇ……兄者が泣くとか想像するだけで無理」

確かに。自分で言っといてそう思うわ

「そういえば今日、転校生が来るのよね？」

「あぁ。さっき北斗からLINEきた」

「どんな子か楽しみだわァ」

「お師さんを困らせんなら容赦せぇへん」

「影片はお師さんLOVEだなー？」

「ふぁあふ…♪転校生とか、どうでも良い。女はA以外興味ないし～うるさいだけだしねぇ？」

「みんながみんな、うるさい訳じゃないと思うけどな？」

「まぁ、どうでも良いけど～。俺寝るから睡眠妨害しないでよね～？」

「あぁ……………って寝るなよ！？」

「えぇ？良いじゃん別に～。まーくんのケチ～」