シングルファーザーです【ヒプマイ】

4.5話 観音坂独歩side ページ7

俺は社内に好きなやつがいる

そいつは嫁もいて子供を2人いる父親だ

だが、いつも思っていた


綺麗だと


自分は別にソッチ側の人間ではない、ただこいつには不思議と恋愛感情が出てくる



相談したいと言われ、一緒に食事と思っただけで気持ちが高鳴った



カレーを頼み何気ない世間話をするのでさえドキドキする

食事が運ばれて来ると口を開いた



「俺この間...その...嫁に離婚してって言われて...」



胸が高鳴った


笑ってはいけないと思い顔を覆った


嬉しい...


俺にはもうチャンスなんてないと思った


こいつを落とせるかもしれない


自分にもチャンスがある

勝手に緩んでしまう表情筋を正し話を聞くと

これからシングルファーザーをやっていく上で子供の迎えをしてくれる人を紹介して欲しいそうだ

俺で良ければぜひ迎えに行きたかったが


生憎俺は仕事が山積みだ


先生に聞いてみると告げると


子犬のような笑顔をぱぁっと見せてきて

理性が飛びそうになる...


ああ...すきだな...

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