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気が付くと俺は､周りが白い空間か部屋らしき所でつったっていた｡
目の前には､神々しい人が居た｡
ボーッとしていると神々しい人が口を開いて言った｡
『貴方は､死んだのです｡』
知りたくは､なかった｡そんなこと｡嘘であって欲しい､そう思った｡
『死…んだ……?』
目から熱い何かが込み上げてきた｡
気持ちを抑えて､一回質問…もとい“死んだ”と言う事について確認をする｡
『本当…か?』
『本当です｡』
神々しき人は､冷ややかな表情でそう言い放った｡
『そう､か…』
落ち込むのも無理はなかった｡
毎日､一生懸命頑張って来たものや､得られたものが一瞬にして崩れてゆくのを感じた｡
俺は､その場で泣き崩れた｡
『と､言うことで貴方の死はかなり悲惨なものだったので貴方の成りたいものに成らせてあげます｡』
優しく微笑みながら､語りかけてきた｡
(成りたい…もの……)
少し､戸惑った｡急にそんなことを告げられたとしても､直ぐに決められるものではない｡
事の重大さは､おおいに分かっている｡ 一歩間違えれば､その瞬間に死が待っていることは明確だった｡
それを踏まえて､俺は結論を出した｡
『俺を……俺を､不老不死にしてくれ!!お願いします!』
心の底から願った｡
『…はい､良いでしょう｡我々”神”の力に限界は有りませんので､貴方の願いを叶えましょう｡』
ここに来て､初めて目の前に居る人が神様だと言うことが分かった｡
『ありがとうございます…!』
『あ…それと､おまけにチート能力を授けます｡貴方の次の人生がより良いものになるよう､祈ります｡＿＿＿!』
最後に何か呪文のようなものが聞こえたがなんと言っているのか分からなかった｡
眩い光に包まれ､そこで意識がぷっつりと途絶えた｡
そして､今である｡
「まさか､本当だとは思わなかった…女だって事も想定外だった……でも､一応俺不老不死に成ったんだな!」
取り合えず､空に向かって御礼を言った。
「本ｯｯ当に､ありがとうございますｩｩｩ!!神様ｧｧｧｧｧ!!!!!」
はたから見れば､ただのヤバい奴である｡
だが､感謝せざるおえなかった。
ちょっと､ほっとしていると突然空から箱が落ちてきた｡
「うっわ!?箱!?何で空から…?」
かなりのデカさだったからひびった｡
(これ､開けて良いよな……?)
恐る恐る､箱を開けてみると手紙と何やらごちゃごちゃとアイテムらしきものが入っていた｡
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作者名：にーと | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2019年3月18日 16時
