にじゅうに ページ26
ゆらゆらと揺れていた。心地よい音と共に。
どこからか凄い音が聞こえる。爆発音のような。
『 』
うっすら瞼を開いた。
ここは……どうやら電車の中のようだ。
確か私は鏡花ちゃんの任務についていって……
『鏡花ちゃん……??』
もちろんその空間に声をかけたとて鏡花ちゃんがひょこっと出てくるわけがない。
私はいそいで次の車両からまた、次の車両へ。
乗客達はみんな怯えた表情をしている。
鏡花ちゃん…………
鏡花ちゃん………
鏡花ちゃん……
『鏡花ちゃん!!!』
次の車両を開けて光がさした時、私は目を見開いた。
「僕は!!生きていても良いってことにならないだろうか?」
そう呟く黒と白のデザインの服を着た後ろ姿。
「来ないで」
『きょ…………っっ』
私の探していた少女が見つかった。
「ごめん……もう無理だ」
だが、私の鏡花ちゃん!という叫びは次の瞬間起きた出来事と共に消え去った。
異能生命体に向かって特攻する白髪の人。
だが異能生命体によって攻撃をし返され、寸の所で躱すものの、追い詰められてしまう。
だが、その異能生命体の刃を受け止める白髪の青年は腕が虎化していた。
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桜宮 夜 サクラミヤ ヨル(プロフ) - 敦鏡の信者さん» ぎゃぁあぁあ(泣)嬉しいんですけど!!!!???私なりに頑張ったんですけど……あっ……待ってぇぇぇえ!!?って感じで文才ないなって感じてたので……うわぁぁぁ嬉しいですぅううう!!! (2019年11月3日 10時) (レス) id: d48abe9df9 (このIDを非表示/違反報告)
敦鏡の信者 - にじゅうさん話の所で、夢主ちゃんがいっぱいいってたじゃないですか?あれが切なくて凄い上手でうるうるしました〜!文才分けて欲しい位ですよ〜 (2019年11月3日 7時) (レス) id: d996e83ee7 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます (2019年10月25日 21時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
桜宮 夜 サクラミヤ ヨル(プロフ) - 赤菊 藍さん» 夏休みの宿題を頑張って応援してくれるタイプのお母さんやん。すき。現実逃避すたこらさっさしてるくそニートの子供やわわい (2019年8月29日 10時) (レス) id: d48abe9df9 (このIDを非表示/違反報告)
赤菊 藍(プロフ) - どんな作風であれ夜ちゃんのお話は変わらず好きやで。会話とかのテンポの良さとか本当に尊敬してる。更新頑張ってこ。 (2019年8月29日 0時) (レス) id: 84d0dcd46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜宮夜 | 作成日時:2019年6月8日 19時