【文スト】敦くんの妹が可愛すぎる件について！りにゅーある

じゅうなな ページ18

『湯豆腐……はさすがに無理だったから、クレープ食べよ？』



｢うん」



そう言って近くにあるベンチに座った


大分この女の子とも打ち解けてきた。名を鏡花と言うらしい



『美味しいね』


｢うん。」






……だめだ会話が続かない。





どうしようこうしようと考えていて悶えていると鏡花ちゃんから話しかけてきた





｢Aは……なんでポートマフィアに居るの」


…え





そういえば…なんでだろう




別の所に逃げちゃえばいいのに。







なんで私はポートマフィアに居座るんだろう…




『…森さんからしたらきっとカロリーメイトをどうしても食べたいから気まぐれで食べようとする感じなんだよ』



｢カロリーメイト……？」



『なんでもない』





「私は……いつの間にかここに来てた。」








生ぬるい足元と

ひんやりとした空気


もう表側の人間として顔向けできなくなった




そんなことが日を追うように心のどこかで思っていた。






そうやって鏡花ちゃんは言っていた








「もう…行かないと。楽しかった。」






楽しかった…なんて。また会えるはずなのに




もう会えないって言うみたいに言うから…





心のどこかで何かが引っかかって抜けない。




その背中をずっと見て呟いた









『私も行きたい』

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