１話 ページ2
｢…ふぅ｣
そう一息はいて玄関を出る
一人暮らしのため、忘れないように鍵をかけて学校へむかう
学校へつくとまず友達とおしゃべりをする
昨夜起こった出来事とか、テレビの内容。
私はそんなありきたりなことを話す、ごく普通の女子高生だ。
でも、私には特別な能力がある。
物心ついた時からソレは居て、離れることなく私のそばに居る
小さい頃は親に見てくれと頼んでみたが、心配されるばかりでもうソレの事を話題に出すことは無い。
ソレの名前は｢アダム｣
1度だけ、その能力を使ったことがある
二年ほど前、クラスメイトの男子数名にイタズラをされ、すごく嫌だった私はアダムをそばに出し、ヘラヘラ笑っている男子生徒が私のことを恐れるよになればいいのに。そう思った
すると男子生徒たちは私を、まるで怪物を見るかのような目で見つめ、一斉に逃げ出してしまった。
アダムと2人きりになった教室で、私はアダムの頬を撫で、ありがとうと呟いた
…恐らくアダムの能力は相手の感情を操れるんだと思う
まだあまり試したことはないが、そうではないか、と思っている。
しばらく友達2人とと喋っていると向こうから女子の悲鳴と言うべきか歓声と言うべきかよくわからない声が聞こえてきた
｢あー、空条くんだね。」
私はそう呟いた
｢ほんとだ、かっこいいよね…｣
｢分かる。けど私周りの女子が怖すぎて近づけないわ…｣
｢あはは、確かに怖いわ｣
そう言って3人で笑っていると
｢やかましいッ！うっとおしいぞ！｣
という空条くんの怒鳴り声と、｢はぁーい♡｣という嬉しそうな女子の声が聞こえた
｢ジョジョもなかなか怖いけどやっぱりそれに怯まない女子の方が怖いわ…｣
｢それは言えてる。」
そんな話をしていると先生が入ってきて出席確認が始まった。
｢あ、ねぇAちゃん｣
｢ん？｣
隣の女子が話しかけてきた
｢今日ジョジョ足怪我してたけど、何かあったのかな…？｣
いや知らないよ、何で私に聞くの…
と言いたい気持ちを抑え、
｢あー、どうなんだろうね…あはは…」
こう答えた
すると女子はうーん、と言いながら先生の方に視線を移した。
しばらくしてふと自分が机に突っ伏して寝てしまっていたことに気づいた
どうして寝てしまったのか全く覚えていないが、理由もわからない頭痛に見舞われ、うっ、と声が漏れる
｢すみません、頭痛がするので保健室へ行ってきます｣
そう言って保健室へ向かった
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黒猫歳花(プロフ) - この作品を読んで凄く楽しかったです！私も承太郎に抱き締められたいです/////これからも頑張ってください！ (2018年4月3日 3時) (
レス) id: ae43b29bb1 (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - おバカな傀夢さん» ありがとうございます！亀更新ですが、頑張ります！ (2018年2月20日 0時) (レス) id: 39b22ca039 (このIDを非表示/違反報告)
おバカな傀夢(プロフ) - 私、最近になってジョジョの奇妙な冒険を好きになったので、とっても良いなぁ！と思います！更新頑張って下さい！！ (2017年11月11日 22時) (レス) id: 5ff30031ff (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 咲良さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年9月26日 7時) (レス) id: 58098f669c (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - けいとさん» コメントありがとうございます！了解しました！これからも更新頑張ります！ (2017年9月26日 7時) (レス) id: 58098f669c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真依 | 作成日時：2017年9月3日 3時
