27話 ページ28
注文をして、しばらく経つと料理が運ばれてきた。
どれも凄く美味しくて、ついいつもより食べ過ぎてしまう。
食べ終わり、店を出た
｢ふぅー、お腹いっぱい！美味しかった！｣
そう言って車までの道をブチャラティと手を繋いで歩く
歩いている時は当然のように手を繋ぐことになっていて、正直驚いたが、嫌ではないし、むしろブチャラティの暖かい手が心地よい。
｢そりゃあ良かった。｣
こちらを見て言うブチャラティにうん！と返すとブチャラティは車の助手席のドアを開け、私が乗るのを確認してから閉め、それから運転席に座った。
こういうエスコートがサラッと出来るのは凄い
今日もエスコートされてばかりだった。
ドアがあれば先に開けて私が入るのを待ったり、自然と荷物を持ったり、レストラン代も私がトイレに行った間に払っていてくれたり…
流石イタリアン。恐るべし。
なんて考えていると車が止まった
私が気付かないうちにブチャラティが車から降り、助手席のドアを開けて私に手を差し出す
その手を取り車から降りたらそこはもう家の近くだった
すっかり暗くなった道を二人で手を繋いで歩く
｢今日はほんとに楽しかった！ありがとうブチャラティ｣
｢Aにそう言ってもらえて嬉しいよ。俺も楽しかったぜ｣
そんな会話をしていると家に着いた
｢じゃあまたね！ほんとに楽しかった！｣
そう言ってドアに手をかけた時
｢A｣
不意に名前を呼ばれ振り向くとすぐ近くにブチャラティが居た
声を出す間もなくちゅっと小さなリップ音が響く
頬にキスされた
という事を理解するのに時間がかかったが、驚きは少なかった。
もしかしたらイタリアではこれが普通なのかもしれないと思ったからだ。
｢ブチャラティ｣
そういうことなら私も、と思いブチャラティの頬にキスをした
ブチャラティは目を見開いて固まった
｢？ なにどうしたのブチャラティ。
私挨拶返しただけなんだけど…嫌だった？｣
｢…挨拶？｣
私がそう言うと固まっていたブチャラティは少し不機嫌そうに聞き返してきた
そんなに嫌だったのか。と落ち込んだが一応質問に答える
｢イタリアでは、さようならの挨拶なのかなぁって思ったからキスを返したの。
気分を害してしまったならごめんなさい｣
そう言うとブチャラティは笑ってこう言った
｢なに、気にする事はない。またな。｣
そう言って帰ってしまった。
｢…なんだったんだろう。｣
疑問に思ったが、ミスタに聞けばいっか。そう思い風呂の準備をした
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うらら(プロフ) - うわぁ！勘違いだったら恥ずいんですけど！主様のこの神作品は某ハニワの曲の内容のアレンジ的な感じじゃないですか！？好きですぅ！ (2022年7月2日 22時) (
レス) @page18 id: 3ea951a787 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20468号(プロフ) - わあ！星が赤くなってますね！この作品大好きで続編も読んでます。更新、頑張ってください！！ (2018年11月29日 0時) (レス) id: 834020cec8 (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます( ´ ω ` ) 頑張りますヽ(*' '*)ﾉ (2018年11月14日 11時) (レス) id: e9927a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - こんばんは、こちらこそ毎回面白くて、ブチャラティとの新密度が上がっていく様子にトキメキを頂いてます(o>ω<o) 最新話もドキドキしました！！次どうなるのか更に気になります/// これからも応援しておりますね(*´ω｀*) (2018年11月14日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 花帆さん» そこまで考えて読んでくれてたなんて感動です(´；ω；`) いつも花帆様のコメントに励まされてます！これからも頑張りますね！(´∀`) (2018年11月12日 8時) (レス) id: e9927a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真依 | 作成日時：2017年8月1日 0時
