21話 ページ22
｢そうだったんですか…
おめでとうございます！｣
｢あぁ、それでさ〜｣
それから先輩の彼女自慢をいくつか聞かされ、最後には
｢Aもそろそろ好きな人できたんじゃねぇの？｣
と聞かれた
貴方です。
貴方が好きなんですよ。
そう伝えたかった
けれどそんなことは許されない
とりあえず仕事中なので失礼しますと電話を切ったが、仕事には少し戻れそうにない。
今はこの零れそうな涙をどう我慢するかだ。
電話越しでもわかる嬉しそうな先輩の声が、私をひどく落ち込ませる。
駄目だ、もう我慢出来ない
そう思うと涙は溢れ出てくる。
目に手を当て、上を向く
どうか、止まってくれと願うように。
ここがあまり人のこないスペースでよかった。
ミスタたちは近くにいるけれど幸いまだ気付かれていない。
そう安心したのもつかの間
｢…A？｣
｢…ｯ…ミスタ…｣
よりにもよってミスタ。
なんてことだ
とりあえず一人になりたい。
そんな私の思いとは裏腹に、ミスタは私の隣へどっかりと腰をおろした
｢なんで泣いてんのか分かんねぇけどよ。
恐らくさっきの電話が原因ってことはなんとなく察しがつくぜ
なんか言われたのか？
俺でよかったらいつでも話聞くぜ｣
そう言って私の頭を撫でるミスタの優しさにまた涙が溢れてくる。
それを見てギョッとしたミスタが慌てて席を立った
｢わ、わりぃ！
嫌だったよな！すまん！｣
｢ちがっ、の…
うれしくて、っ…｣
｢そ、そうか。
なら良いんだけどよぉ…｣
そう言ってまた私の隣に腰掛けるミスタ
しばらくして、落ち着いてきた私はミスタに問いかけた
｢仕事おわってから、時間ある…？｣
ミスタは大丈夫だぜ！と返事をしてくれたので涙を拭い席を立った
｢分かった、ありがとう！
とりあえず今は落ち着いたから、大丈夫。
ごめんね、また後で｣
そう言いおうと返事をしたミスタがみんなの元へ戻ったのを確認してオーナーにすみません、長引いちゃって、と謝り仕事を再開した
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うらら(プロフ) - うわぁ！勘違いだったら恥ずいんですけど！主様のこの神作品は某ハニワの曲の内容のアレンジ的な感じじゃないですか！？好きですぅ！ (2022年7月2日 22時) (
レス) @page18 id: 3ea951a787 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20468号(プロフ) - わあ！星が赤くなってますね！この作品大好きで続編も読んでます。更新、頑張ってください！！ (2018年11月29日 0時) (レス) id: 834020cec8 (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます( ´ ω ` ) 頑張りますヽ(*' '*)ﾉ (2018年11月14日 11時) (レス) id: e9927a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - こんばんは、こちらこそ毎回面白くて、ブチャラティとの新密度が上がっていく様子にトキメキを頂いてます(o>ω<o) 最新話もドキドキしました！！次どうなるのか更に気になります/// これからも応援しておりますね(*´ω｀*) (2018年11月14日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 花帆さん» そこまで考えて読んでくれてたなんて感動です(´；ω；`) いつも花帆様のコメントに励まされてます！これからも頑張りますね！(´∀`) (2018年11月12日 8時) (レス) id: e9927a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真依 | 作成日時：2017年8月1日 0時
