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55話 ページ10

「…忙しくてな」

「そっか…」

フーゴに聞いた時は忙しくないって言ってたのに…

でもブチャラティが言いたくないなら、何か理由があるのかもしれないし、無理に聞くのもなぁ…

「私、用意してくるから、待ってて」

ブチャラティの顔を見ずにそう告げて部屋から出た。

「はぁ…もう分かんないなぁ…」

そのあと支度を済ませて2人で病院へ行って帰りに買い物をして帰ってきた。

「意外と早く治るみたいで、良かったね。」

「あぁ、良かったぜ」

ブチャラティの言葉に頷き、買ったものを冷蔵庫に入れていく

「A、朝の話の続きなんだが…」

「うん?」

「仕事が忙しかったって言ったの、ありゃ嘘だ。」

「…知ってたよ。フーゴから聞いてたから」

冷蔵庫を閉めてブチャラティの方を向いた

「知っていたか…」

「まぁね…
本当は何だったの?」

「俺達がAの家に泊まった時のこと、覚えてるか?」

「…うん」

キスされそうになった時だよね…

「まず最初に言っておくが、あれは寝ぼけてたわけでもないし、酔っていたわけでもない。
A、君に触れたかったんだ。
とはいえ、他のヤツらも居る中でAの気持ちも聞かずにあんな事をしてしまったのは本当にすまなかった」

「え…いや、怒ってはないんだけど…」

私に触れたいって言った?
ブチャラティが…?

「えっと…私に触れたいってどういう…?」

「Aが好きだから、触れたいと思ったんだ」

いきなりの事で頭が回らなくなる

「私の事、好きなの…?」

「好きだ」

真っ直ぐ私の目を見つめて言うブチャラティ

「だが、俺はAの気持ちを無視してしまっていた。
無理にあんな事をしてしまってすまなかった…」

ブチャラティが、私の事を…?

「えっ、あの、え…?」

パニックになって言葉が出ない。

「なんて言ったらいいのか分からないんだけど…嫌では、なかった…よ…」

ダメだ私今絶対顔真っ赤だ。

「本当か?」

「うん。でもお酒のせいだと思ってたから…あんなことしちゃってごめんなさい」

「いや、謝らなくていい。」

「うん…
それに、私もブチャラティの事…えと、す、好きだし…」

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青空 - 凄くドキドキしながら読ませて貰いました!ブチャラティは普段優しい分、ギャップと色気が凄いです。 次回も読ませて頂けたらと思っています! 頑張って下さい。 (2019年4月9日 23時) (レス) id: 5e9748810f (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - お疲れ様です…!久しぶりにまた拝読できて、すごい嬉しいです!!(o>ω<o)最新話も面白かったです♪ これからも無理のないペースでの更新楽しみにしておりますねp(^-^)q (2019年2月13日 17時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
千景(プロフ) - ブチャラティがとても好きなのでドキドキしながら読ましてもらっています!笑これからも頑張ってください! (2019年2月9日 0時) (レス) id: b982409f44 (このIDを非表示/違反報告)
ライリー - 6年ぶりに夢小説に手を出しました!!めっちゃおもしろいです!!ブチャラティがもっと好きになりました!続き楽しみにしています (2019年2月8日 22時) (レス) id: 9200a296cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 頑張ってください!応援してます! (2019年2月5日 0時) (レス) id: 4b330b87b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真依 | 作成日時:2018年11月14日 12時

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