家出女子高生は無自覚美少女 (ページ10)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:15,456 hit

9. ページ10

赤井side

彼女から話を聞いて守ってやりたいと思った。

その小さな身体で、色んなことを背負っていたのかと思うと悲しくなった。

ずっと我慢していたのか彼女は泣きじゃくっている。俺はただ彼女を抱きしめてやるくらいしかできなかった。

赤井｢(俺が彼女を守ってやりたい。)｣

赤井side終わり

私はひとしきり泣いた後、ずっと赤井さんに抱き締められたままだったということに気がついた。

A『あ、赤井さんｯ！もう、大丈夫ですよ！』

赤井｢ん？そうか。なら良かった。結構抱き心地良かったんだが…｣

A『ﾅｯ?!変なこと言わないでください！！』

急にとんでもない事を言い出す赤井さん。
確かに赤井さんの腕の中は心地よかったから、私もちょっと離れ難い気はしたけど……

赤井｢そろそろ準備しないと遅れるんじゃないか？｣

そう言われてﾊｯと我に返って時計を見ると8:15

A『ｷｬｧｧ！！やばい8:45にはポアロにいないとダメなのにあと30分もない！！』

私があたふたと準備を整えている間、赤井さんはｸｽｸｽと笑いながら私を見ていた。

ようやく準備を終えて赤井さんの車に乗り込んで、バイト先であるポアロに向かった。

A『すみません……急がせちゃって。』

赤井｢俺は暇だし大丈夫だぞ？｣

A『FBIって休みとかちゃんとあるものなんですね』

赤井｢そうだな。俺は働きすぎと言われて休暇を取っているだけだがな。｣

A『そうなんですね……』

2人で他愛もない話をしていたらあっという間にポアロに着いた。ポアロに着くと入り口前を安室さんが掃除していた。

※やっと安室さん出せるーお待たせしました！