家出女子高生は無自覚美少女 (ページ14)

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A『赤井さん、お待たせしました。』

赤井｢お疲れ様。さてとそれじゃ行くか。｣

A『はい。(赤井さんの事、変に意識しちゃうよ…園子達のせいだ!!)』

私の思いなど露知らず、赤井さんは車を走らせて、私の服を買いに行くためショッピングモールに向かった。

赤井さんが運転してる姿は実をいえば、すごいかっこいいなぁと思っていた。それが行動に出ていたのかジーッと私は見ていたらしい。

赤井｢ん？さっきからジーッと見てるが、俺の顔に何かついてるか？｣

A『えっ？！何も無いです！！ごめんなさい……』

赤井｢そうか？いや、謝ることじゃないが……それよりもう着くぞ｣

そう声をかけられた時には、ショッピングモールの駐車場に入っていた。

車を適当な場所に止めて、ショッピングモールに入った。休日ということもあって人がたくさんいた。やばいはぐれそうかも……と思っていたら、急に手を掴まれた。

A『あ、赤井さん？なんで手握って……』

赤井｢あぁ…これだけ人が多かったらはぐれそうだと思ってな。(本当は俺が繋ぎたかっただけだが…)はぐれるなよ｣

A『はい……(恥ずかしいっ)』

2人で手を繋いで歩いていると私と同じ高校生の女の子2人組がﾁﾗﾁﾗとこっちを見てなにか喋っていた

女子1｢ねぇねぇあの人たちカップルかな？美男美女すぎるんだけど。男の人マジでかっこいい！モデルさんとかやってないのかなー｣

女子2｢それな！女の人の方はいくつなんだろー？ちょっとツイートしとこ。○○ショッピングモールに美男美女カップル発見！！っと！｣

そんなふうに言われてることなんて知らずに私と赤井さんはお店に向かって歩いていた。