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もう彼女はこの世にいない。


直接話すことはできないけど、


僕はこの黒トリガーを使う時だけ彼女の声が聞こえるような気がする。



それは確かなことではないけれど、


それでも彼女の温かい笑みがいつまでも俺の脳内に残ってくれるなら、


俺は喜んでこの黒トリガーと肉壁にでもなり得よう。




「そんなこと言わないの。」


「冗談だよ。

さあ、モテ街道はすぐそこだ。」


「明日を救ったならきみはきっとモテモテだ。」



【完】








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作者名:名も無き者 x他1人 | 作成日時:2021年10月18日 17時

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