【歌い手】男装海賊少女は猫を望む

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呼吸を整えながらあおいと向かい合った




お互い短剣をお互いに向けて笑みを浮かべる




『強くなったな、あおい。』




あおい「まーね。ちゃんと稽古してたし。そっちは…体力落ちた？」




『暫く療養してたからなー。ま、動けないことはないから。』




あおい「療養！？ちょ、大丈夫なの！？」




俺から療養の言葉が出たとたんあおいが武器をおいて駆け寄ってきた




『だ、大丈夫だって…！ほらもうピンピン！！な？』




いろいろ激しく動いて見せる




あおいは納得していないような顔をするけどそれ以上は言わなかった




いい子だねぇ(((




うらた「A、終わったんなら俺と殺れ。」←




『うん、うらた君、漢字がちょーーーっと違うかな…？』




うらた「……そうか？」




『そうだよ！！』




恐ろしい子っ！！←




あおい「なんで“殺る”に対して怒らないかが不思議だけど黙っておくね。」




なは〜




うらた「とりあえず、三十分しても俺らが止まらなかったら無理矢理にでも止めてくれ。」




その間に何戦もするということだろう




俺たちは何戦もし続けると他のことに気が回らなくなることが多々あった




まあ稽古限定だが




あおい「りょうかーい！」




改めて構え直してうらたと対峙する




うらた「久しぶりすぎて俺に勝てないかもな。」




『ご心配なく〜。あおいとやって感覚は取り戻したから。』




うらた「ふーん……嘘になんないといいけどなっ！！」




それと同時にうらたが突進してくる




中段からの剣を受け止めた




ｶﾂﾝｯ!!!!

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