【歌い手】男装海賊少女は猫を望む

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そして、うらたと戦いはじめてから暫く




いつもよりも長く一戦が続いていた




と、




あおい「三十分経過、そこまで！！」




あおいの声がかかる




『えっ、もう三十分！？』




うらた「まだ一戦しかやってないけど。」




あおい「ちゃんと三十分です！」




………俺、あんま稽古しない方が強い説あるんじゃね！？←




『今回は引き分けだな。』




うらた「……んなわけねーだろ！！お前暫く休んでたのに引き分けなんて…。俺が弱いみてーじゃないか！！」




『いやいやいや！！お前が弱い訳じゃねーよ！！ただ俺が天才なだけ！！』←




うらた「はぁ！？バカじゃねぇのお前！？慰めるつもりなのか違うのかどうなんだよ！？」




『慰めてんだよ！！』




うらた「どこがだよ！！」




額スレスレまで近づいてにらみあった




……だんだん喧嘩する理由がバカらしくなってない？




あおいはそばでアワアワしてる




うらた「このアホ！！マヌケ！！天然！！」←




『うらたのバカ！！チビ！！タヌキ！！イケメン！！』←




あおい「なにそれ意味不……。」




？？「「そこまでえええ！！！」」




ﾊﾞｺｯ!!!




いきなり頭に強い衝撃




う「『いったあああああっ！！！』」




頭を押さえてしゃがみこむ




目尻に少し涙を浮かべながら見上げれば




分厚い本を片手にした天月とluzだった




天月「何やってんの……。Aも、治ったのはよかったけど無茶しないの。」




luz「面白い言い合いやったでww」




呆れてる天月と笑っているluz




天月「……とりあえず、これ以上喧嘩するようならご飯抜きにするからね！」




う「『ごめんなさいもうしません。』」




天月「よろしい。」




luzあ「「wwww」」

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