【歌い手】男装海賊少女は拉致られました

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センラ「結構賑わってるねぇ……」




ちゃげが戻ってくる間、俺たちは町を散策していた




『へー。こっちには初めてきたなー』




こっちには？




あいつは、この島に来たことがある？




……いやいやいや




なに気にしてんだ俺！




あんなやつ、船には要らない




……けど、さっきの戦いは、正直驚いた




ふざけながら戦っているようにも見えたが、攻撃は全て見切り、短剣を相手と交えることも、銃を使うこともあまりなかった




まふと同じくらいのすばしっこさだ




……あーイライラするーー！！




センラ「え、A君この島来たことあるんか？」




『えっ……あー前の船に乗ってたときな……』




まふ「でもA君のこと、知らなそうでしたよね？」




『ああ。……俺は、殺すのが嫌いでさ。こっそり離脱して、逃げ遅れてた人を逃がしてた。覚えてないから確かなことは言えないけど、あの家族には会わなかったんだろう』




……暗い




表情が暗くなった




ﾄﾞﾝｯ




考えていたら誰かとぶつかった




うらた「あ、すまない」




あれ、俺謝った？




珍しい←




？「いえこちらこそ……って、うらた？」




うらた「は……」




目の前には、一番会いたくて、会いたくなかったやつ




うらた「港(こう)……」




港「なんでここに……」




坂田「うらたさん？どーした？」




港「……どうしてここに？」




うらた「お前には関係無い。去れ。俺にあったことは忘れろ」




背を向けた




ああ、喋っちまった



もう喋らないって決めてたのにな




でも、もう来ないだろう




いや、来ないでくれ




『うらた？』




うらた「うるせえばーか！」




『！はあ！？何で今のがうるせえんだよ！』




まあそのあと、戻ってきたちゃげに拾われ、船に戻った(強引

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