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百二十一話 ページ21

あれから平凡な日常に戻り、今現在、縁側で浦原と二人して一息ついていた

すると、不意にある疑問が浮かんできた

「なんで私って女に生まれたんだろうね」

私は思ったことをそのまま口に出す

「...こりゃまたいきなりですね、何故今更?」

「だってさ、男の方が力強いじゃん。最強を求めてたなら、女じゃなくて普通は男じゃない?」

どう考えても可笑しい

力だって、体力だって、一般的に女は男よりも劣っている

最強の死神を作ろうとしてたのなら、ベースは男にするはずだ

それともなに、私をつくった科学者の趣味かなんかか?












「...アタシは白牙さんが男じゃなくて、女で良かったと思ってますよ」

「喜助ちゃんの趣味なら、もう把握済みだよ」

「ただの女好きだと思ってますね、その反応」

え?違うの?と聞き返すと、頭上から溜め息が降って来る

「全く、貴方は一体アタシを何だと思ってるんですか?」

「だって、喜助ちゃんってそーゆーご趣味お持ちでしょ?」

ケラケラ笑いながら揶揄う

「心外ですね、貴女にそう思われてるなんて」

すると、ずいっと詰め寄り浦原はそう言った

「ちっかっ?!」

あまりの近さに驚いた私は、後ろに飛び退くが、バランスを崩して前に倒れてしまう

「あだっ!」

そして、そのまま浦原の額ごっつんこ











「痛ってぇ!」

私は自身の額を手で押さえ、そう叫んだ

やばい、めっちゃヒリヒリする

世界が回ってるような気がするの私だけ?

これ絶対冷やさなきゃいけないやつ

なんて、天井を見つめながら考えていると

「白牙さん、大丈夫ですか?!」

急に心配そうな浦原のドアップな顔が視界に現れる

「だから、近いっての...」

”テメェのせいだわ”と言いたくなるのを堪え、私は浦原を押し退け起き上がった















(どうも最近、喜助ちゃんの距離感バグってるような気がするんだけど)

(そうですか?気の所為じゃないですか?)

(いや、お前がそういうときって大体...って!ほれみろ、そのニタニタ顔が何よりもの証拠でしょーが!)

(あだだだだ!ギブギブ!アタシが悪かったです、だから、関節技はやめて!!)

(お主ら一体、縁側で何をしとるんじゃ...)

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設定タグ:BLEACH , 死神 , 浦原喜助   
作品ジャンル:アニメ
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明里香(プロフ) - そう言って頂けると有難いです。きつい物言いになってしまうことで他の方から反感を買うことが多く、不快にさせてしまいます。気を付けるように致しますが、よろしくお願い致します。 (8月3日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 明里香さん» いえ、おかげで間違えを修正できたので大変助かりました。本当に有難うございます、まだまだ未熟ですが、頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (8月3日 21時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - こちらこそ、きつい物言いになってしまい、申し訳ありませんでした。楽しく読ませていただいています。頑張ってください。 (8月3日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 明里香さん» 大変申し訳ございません。御指摘有難うございます、修正させて頂きました。 (8月3日 0時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 112話、月島秀一郎じゃなくて、月島秀九郎です。 (8月2日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狗犬 | 作成日時:2022年10月18日 23時

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