検索窓
今日:36 hit、昨日:23 hit、合計:52,314 hit

愛病 百三十一話 ページ31

黙って見守ること約十分

「落ち着いた?」

泣き止みつつある木ノ葉丸君に、私はそう問いかけた

「う゛ん」

どうやらだいぶ落ち着いてはきたみたい

でも、未だに木ノ葉丸君が顔を上げることは無かった

「.......ごめんね」

「...なんでツバサ姉ちゃんが謝るんだ?」

「三代目火影様が死んだの私のせいなの」

私がそう言うと、木ノ葉丸君は今まで下げていた顔を上げた












「私、火影様が戦ってたとき、近くにいたの。なのに、何も出来なかったどころか、火影様を無視して勝手な行動をした」

「そのせいで、火影様は亡くなった。きっと私がいなければ火影様は....」

私のせいだから

謝って済むものじゃないし、木ノ葉丸君とこうして話す資格なんてない

けど、ずっと謝りたかった

「違うぞコレ」

「?!」

「ツバサ姉ちゃんのせいじゃない。それに、じじいは絶対にそんなこと思ってない」

木ノ葉丸君はそう言って、真っ直ぐな目でこちらを見る












「ツバサ姉ちゃん、話してくれて有難う。オレ、もう泣かない。何時までもメソメソしてたら、じじいに怒られちまうから」

服の袖で涙を拭い、ニカッと笑う木ノ葉丸君

「...木ノ葉丸君は凄いね」

「そりゃあ将来火影になる男だからなコレ!!」

へへんっと胸を張る木ノ葉丸君

その姿がうずまき君と重なって見えて

「そっか」

自然と笑みが溢れた














(っ?!)

(どうかした?)

(ななななんでもないぞ!コレ!!)

(そう?なら良いんだけど)

愛病 百三十二話→←愛病 百三十話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
447人がお気に入り
設定タグ:はたけカカシ , うちはサスケ,うちはイタチ , NARUTO   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

狗犬(プロフ) - あやさん» 有難うございます。そう言ってもらえて嬉しいです、今学業に力を入れている為更新が厳しい状況となっていますが、落ち着いたら頑張って更新致しますので宜しくお願いします! (10月2日 21時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 是非とも続き読みたいです! (10月2日 20時) (レス) id: f6af94ada0 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - りなーるさん» コメント有難うございます!いま、ネタを収集している最中ですので、暫くお待ちください。 (2023年4月2日 23時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
りなーる(プロフ) - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます!! (2023年4月2日 20時) (レス) @page45 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - ミミさん» コメント有難うございます!中々、更新出来ずじまいで、すみません。更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2022年2月18日 9時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:狗犬 | 作成日時:2021年4月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。