愛病 百三十話 ページ30
退院後、特に何もすることがなかったので、真っ先に家へと帰った
｢こんなに広かったっけ...｣
久々の家はやけに静かで広々としているように思えて
暫くボーッとその場に突っ立っていると
『ツバサ』
不意に兄さんの声が聞こえた気がした
思わず声が聞こえた方に勢いよく振り返る
｢にいさ?!.......｣
だけど、家には自分一人
｢...重症ね｣
誰もいるはずないのに
まるで寄生虫みたいだ
｢...ふぅ......今日はこれくらいで良いかな｣
それから時間を潰す為、修行に励んでいた
夕暮れ時になったので切り上げ、そこら中に散らばったクナイや手裏剣を拾い集める
｢よし、これで全部かな......ん？｣
そう言って修行場を後にしようとしたときだった
何処からか誰かが啜り泣く声が聞こえた
私は気になって、声がする方に近付く
｢誰？誰かいるの？｣
すると、そこには背中を丸めて泣く男の子の姿があった
｢君、確か...｣
そこにいたのは、三代目火影の孫
猿飛木ノ葉丸君だった
｢...木ノ葉丸君、どうしたの？早くお家に帰らないと、もう日が暮れちゃうよ？｣
私がゆっくりと歩み寄ると、木ノ葉丸君がビクッと肩を跳ね上げこちらを見る
｢...ツバサ姉ちゃん｣
｢ごめんね、驚かせちゃったかな｣
隣にしゃがみ込み顔を覗き込むと、フルフルと首を横に振った
｢隣、良い？｣
｢...うん｣
｢有難う｣
木ノ葉丸君にそう確認した後、ゆっくりと腰を下ろした
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狗犬(プロフ) - あやさん» 有難うございます。そう言ってもらえて嬉しいです、今学業に力を入れている為更新が厳しい状況となっていますが、落ち着いたら頑張って更新致しますので宜しくお願いします！ (10月2日 21時) (
レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 是非とも続き読みたいです！ (10月2日 20時) (レス) id: f6af94ada0 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - りなーるさん» コメント有難うございます！いま、ネタを収集している最中ですので、暫くお待ちください。 (2023年4月2日 23時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
りなーる(プロフ) - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！！ (2023年4月2日 20時) (レス) @page45 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - ミミさん» コメント有難うございます！中々、更新出来ずじまいで、すみません。更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年2月18日 9時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狗犬 | 作成日時：2021年4月23日 21時
