検索窓
今日:48 hit、昨日:38 hit、合計:52,975 hit

愛病 百二十四話 ページ24

私はうちはツバサ、10歳

兄妹が二人いて、私はその一番下

私と同じぐらいの歳の女の子は、みんな友達と一緒に遊んでいるけれど

内気で友達が中々できなかった私は、家に籠りっきり

「ねぇツバサ、今日は何して遊ぶ?」

「んー、どーしようかなぁ...」

そんな私が何時も決まってやる遊びは人形遊び

「昨日は着せ替えごっこだったから、おままごとが良いな」

「じゃあ決まりね」

私に似た姿をした人形と向き合い、まるで人間と接しているかのように会話をする

「.....?」

何時も通り人形遊びをしていると、何やら玄関の方から物音が聞こえてきた

私は気になって、玄関の方へ向かう

すると、そこには靴を履き、出かける準備をする兄さんたちの姿があった









「修行、行くの...?」

少し離れた場所から、イタチ兄さんに問いかける

「ツバサも一緒に来るか?」

「.....良いの?」

控えめに聞くと、優しい笑みを浮かべるイタチ兄さん

「嗚呼、おいで」

「うん!!」

私は元気よく返事を返し、修行に行く準備をしに部屋へ戻る

そして、自分のクナイと手裏剣をカバンに詰め込む

部屋を出ようとしたとき、人形が目に止まり私は足を止める

「ごめんね、これから兄さんたちと修行に行くことになっちゃった」

「ツバサー、置いてくぞ」

人形に謝っていると、聞こえてくるサスケ兄さんの声

「今行くー!」

私はそう言って、部屋を後にした









修行は好きだ

上手くいかないときもあるけれど、へこたれている暇などない

私もうちは一族の一人なんだから

「お、中々筋が良いな、ツバサ」

それに、イタチ兄さんに褒めてもらえることが何よりも嬉しい

だから、私は頑張れる

「私、いっぱい修行して、兄さんみたいな立派な忍になる!!」

「...お前ならなれるさ、オレよりも立派な忍に」

優しい目だけど、何処か切なげに笑い、私の頭をそっと撫でるイタチ兄さん

「へへっ...」

照れくさく笑い、頬をポリポリと掻いている中

「え?」

視界が暗転した

愛病 百二十五話→←愛病 百二十三話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
446人がお気に入り
設定タグ:はたけカカシ , うちはサスケ,うちはイタチ , NARUTO   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

狗犬(プロフ) - あやさん» 有難うございます。そう言ってもらえて嬉しいです、今学業に力を入れている為更新が厳しい状況となっていますが、落ち着いたら頑張って更新致しますので宜しくお願いします! (10月2日 21時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 是非とも続き読みたいです! (10月2日 20時) (レス) id: f6af94ada0 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - りなーるさん» コメント有難うございます!いま、ネタを収集している最中ですので、暫くお待ちください。 (2023年4月2日 23時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
りなーる(プロフ) - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます!! (2023年4月2日 20時) (レス) @page45 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - ミミさん» コメント有難うございます!中々、更新出来ずじまいで、すみません。更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2022年2月18日 9時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:狗犬 | 作成日時:2021年4月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。