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愛病 百二十三話 ページ23

「...こいつを...殺すのは...オレだ....!!」

「むっ無茶よ!そんなボロボロで、イタチ兄さんに勝てるわけないじゃない!!」

私は今にも倒れそうなサスケ兄さんに声を荒らげる

「お前は黙ってろ!!これはオレの戦いだ!!」

サスケ兄さんはそんな私を鋭く赤い瞳で睨む

「っ?!」

私の目からは次から次へと涙が溢れ出す

「黙ってろって何よ!どうしてサスケ兄さんは何時も何時もそうやって.....!!」

どうして、どうして分かってくれないの

私はギュッと拳を握り締める

爪がくい込み血が出るほど力強く









「私はただ!もう一度、昔みたいに三人で仲良く笑いあってた頃に戻りたいだけなのに!!」

私は今までにないくらい声を張り上げる

それなりに時間はかかるだろうけど、私たちならやり直せるはずよ

昔みたいに三人で遊んで、修行して、家へ帰るんだ

無理だなんて言わせない

きっと分かり合えるって私は信じてる

だって、私たちは家族であり兄妹なんだから

きっと、必ずあの頃みたいに...

「だから弱いんだ、お前は」

「カハッ!!」

イタチ兄さんが首を掴み、私を壁に押し付ける









苦しい...息が......

「オレとサスケを止める?あの頃に戻って欲しい?」

「殺されかけても尚、そんな世迷言を並べるとは、やはりお前は甘過ぎる」

さっきより、強く強く私の首を絞めるイタチ兄さん

......そんな...本当に、本当にイタチ兄さんは私を

「お前など殺す価値もない、暫く眠っていろ」

そう言い、万華鏡写輪眼を開眼させるイタチ兄さん

ダメ、気をしっかり持って、私

私は兄さんたちを止めなきゃならないの

まだ意識を失うわけにはいかないのに

思っていることと裏腹に、瞼は段々と閉じられていく

「ツバサ、____」

私の耳元で何かを呟くイタチ兄さん

意識を失う中、最後に私の目に映ったのは

「い...たち...にいさ......」

悲しげな顔をしたイタチ兄さんだった









_______________________

今年度、受験なのでなめくじ更新です

出来るだけ、一週間に一話はあげていくつもりです

テスト期間などはあげれないかもしれませんが

ご了承ください

2021/06/06

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設定タグ:はたけカカシ , うちはサスケ,うちはイタチ , NARUTO   
作品ジャンル:アニメ
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狗犬(プロフ) - あやさん» 有難うございます。そう言ってもらえて嬉しいです、今学業に力を入れている為更新が厳しい状況となっていますが、落ち着いたら頑張って更新致しますので宜しくお願いします! (10月2日 21時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 是非とも続き読みたいです! (10月2日 20時) (レス) id: f6af94ada0 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - りなーるさん» コメント有難うございます!いま、ネタを収集している最中ですので、暫くお待ちください。 (2023年4月2日 23時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
りなーる(プロフ) - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます!! (2023年4月2日 20時) (レス) @page45 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - ミミさん» コメント有難うございます!中々、更新出来ずじまいで、すみません。更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2022年2月18日 9時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狗犬 | 作成日時:2021年4月23日 21時

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