愛病 百二十二話 ページ22
「いやぁ、危ないところでしたね。イタチさん」
何とか隙を作り私が放った突きは、大きな刀に容易く防がれる
「驚きましたよ、まさかこんな子が貴方相手にここまでやるなんて」
そう言って、その人は大きな刀を振り下ろす
「くっ!!」
とてつもなく重い
あまりの重さと強さに耐え切れず、刀が悲鳴をあげているのが分かる
ダメだ、私程度の力じゃ、このままじゃ押し潰される!
「さて...トドメといきますか」
再び勢いよく振り下ろされる大きな刀
お願い、耐えて!!
「えっ...?かっ蛙?!」
二回目の衝撃へ備えていたときだった
急に私の前に大きな蛙が現れ、その刀を防ぐ
「お前らワシの事を知らなさ過ぎるのォ....男自来也、女の誘いに乗るよりゃあ、口説き落とすが、めっぽう得意...ってな」
女の人を肩に担ぎ、歌舞伎のときにやるようなポーズをする白髪の男の人
白く長い髪に、大きな巻き物
"油"と書かれた特徴的な額当て
も、もしかして、この人がガイ先生の言ってた、伝説の三忍の自来也?
「この男自来也!女の色香にホイホイと付いていくよーにゃできとらんのォ!!」
「ワシぐらいになれば、己の色香で女がはしゃぐ!!」
...うん、どうやらそうみたい
自分で自来也って名乗ってるし
話によれば、イタチ兄さんともう一人の人は、うずまき君と自来也さんを引き離そうとしていたらしい
女の人に幻術をかけ足止めする作戦だったようだ
「目当てはやはり、ナルトか」
そして、暁の狙いはうずまき君らしい
「...ナルト君を連れていくのが、我が組織"暁"から下された我々への至上命令」
ボンッと音を立て、自来也さんの口寄せ蛙が消える
「ナルトはやれんのォ...」
「どうですかね...」
「ちょうどいい、お前ら二人はここで...ワシが始末する!」
互いを睨み合う自来也さんとイタチ兄さん
「...手ェ出すな.......」
そんな中、サスケ兄さんがそう言って、フラッと立ち上がった
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狗犬(プロフ) - あやさん» 有難うございます。そう言ってもらえて嬉しいです、今学業に力を入れている為更新が厳しい状況となっていますが、落ち着いたら頑張って更新致しますので宜しくお願いします! (10月2日 21時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 是非とも続き読みたいです! (10月2日 20時) (レス) id: f6af94ada0 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - りなーるさん» コメント有難うございます!いま、ネタを収集している最中ですので、暫くお待ちください。 (2023年4月2日 23時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
りなーる(プロフ) - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます!! (2023年4月2日 20時) (レス) @page45 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - ミミさん» コメント有難うございます!中々、更新出来ずじまいで、すみません。更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2022年2月18日 9時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狗犬 | 作成日時:2021年4月23日 21時