愛病 八十三話 ページ33
「オラァァァァ!!こんなものー!」
切り落とした自身の髪を、その場にばら撒く
「さっさとケリつけてやるわ!すぐにアンタの口から参ったって言わせてやるー!」
声を荒あげていのちゃんは何やら印を結ぶ
「つーか、おい、まさか......やっぱそうだ...心転身をやるつもりだ!」
...心転身の術って確か
いのちゃんの家系、山中一族に伝わる術
相手の精神を乗っ取ることが出来るものだ
凄い術だけど、心転身の術は術者が放った精神エネルギーはゆっくりとしたスピードでしか飛ばない
それに、失敗すれば術者も数分間は自分の体に戻ることは出来ない
「だからって何よー!!やってみないと分かんないでしょ!」
サクラちゃんに術の欠点を指摘されるが、いのちゃんはやめないようだ
「ふふ...残念だったわね...サクラ!」
心転身の術は失敗に終わった
ように見えたのだが、それはいのちゃんの演技
サクラちゃんは心転身の術をかけられてしまった
「なんだ?なんだ?いのの奴?それにそれにサクラちゃんも様子が変だってばよ!でもチャンスだ!!やっちゃえサクラちゃん!!」
そのことを知らないうずまき君が片手をあげ言う
「...あのね、うずまき君。いまサクラちゃんの中にはいのちゃんがいるの」
「?!」
私はいまの現状をうずまき君に説明する
スっと手を上げ口を開くサクラちゃん
「私...春野サクラはこの試合...棄権...」
このままじゃ、サクラちゃんが...!
誰もがもうお終いだと、思っていた
そのときだった
「ダメだぁ!!サクラちゃん!!」
うずまき君が大きな声でサクラちゃんに呼びかける
「ここまで頑張って来たのに...サスケバカ女なんかに負けたら...女がすたるぞー!!」
すると、急にサクラちゃんが頭を抱え始めた
「どうしたんですか?棄権ですか?」
そんな様子のサクラちゃんに月光さんが聞く
「棄権なんかして...たまるもんですかー!!」
それに対して、サクラちゃんはそう声を荒らげる
...え、嘘
あの心転身の術を破った?
「す...すごい...」
私は思わず小さくそう漏らした
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狗犬(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメント有難うございます!申し訳ないのですが、スラムダンクは詳しくなくて、合作のお誘いは嬉しいのですがすみませんm(_ _)m (4月30日 19時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - 狗犬さん» こんにちは😃😊初コメ失礼します。【スラムダンク】は分かります?!もし良ければ…スラムダンクで合作しませんか?!合作🉑なら私のペンネームは…【十六夜】にして下さい。 (4月29日 17時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - まぁぁぁぁぁさん» 有難うございます!そう言ってもらえると嬉しいです。頑張ります!! (2020年9月30日 7時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - ジジloveさん» 返信が遅くなり申し訳ございません。有難うございます!頑張ります! (2020年9月30日 7時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
まぁぁぁぁぁ(プロフ) - 初めまして!こちらの作品最初から読ませて頂きました!とても面白くて続きが気になります!続編のアイデアが浮かぶのをお待ちしてます♪ (2020年9月30日 1時) (レス) id: 1c958b9351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狗犬 | 作成日時:2019年12月21日 16時