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愛病 四十九話 ページ49

カカシside

Cランク任務を任された俺たち第七班

橋作りをしているタズナさんを波の国まで送り届ける護衛任務だったのが

蓋を開けてみたらあらビックリ

この任務はCランク以上で

終いにはあの桃地再不斬と戦うことになった

その裏にいたガトーも出てきたが

全て丸く収まり、任務は無事完了した

「...ん....兄さん」

無事、と言っても何もなかった訳ではない

ナルトやサスケに怪我を負わせてしまったし、サクラにも負担を掛けてしまった

特にツバサには、俺が怪我を負わせてしまった









「...すまない、ツバサ」

俺は弱々しく呟いた

ツバサの右手にある痛々しい傷痕

これは桃地再不斬と白を殺そうとしていた俺を止めて出来たものだ

治療はしたが痕が残ってしまった右手

俺は自分よりも小さいその手をそっと握り締めた

ツバサは泣き虫で臆病だが、優しくて仲間思いな奴だ

自分が傷付いてでも人を守ろうとする

仲間は勿論、悪人だろうが関係なく人を守ろうとする

優し過ぎるというよりは、自己犠牲心が強いんだ

勇気と無謀は違う

こんなことを続けていればツバサの身が危ない

何より先にツバサの心が壊れてしまうかもしれない









ツバサは人が死ぬことを怖がっている

あの件が深く関わっているのだろう

「.......イタチ兄さん」

ツバサはどれだけのものを背負っているのだろうか

俺より幾分も小さい背中

逞しく見えるようで、何処か弱々しい背中

きっとツバサは辛い思いを沢山して来たのだろう

それはこれからも同じだ

だから、俺がお前を守るよ

何があっても絶対に

「...........ツバサ」

俺は自分の頬へ手を寄せ、ツバサの名前を呼んだ

あぁ...愛おしい...

日に日に大きくなる強い想い

いつかこの想いを伝える日は来るのだろうか

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設定タグ:はたけカカシ , うちはサスケ,うちはイタチ , NARUTO   
作品ジャンル:アニメ
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狗犬(プロフ) - マナさん» はい、構いませんよ。 (2021年5月9日 10時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作者さん質問してよろしいでしょうか?? (2021年5月9日 6時) (レス) id: adb8954dbb (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 瑠威さん» 有難うございます!更新、頑張ります! (2019年12月10日 22時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
瑠威(プロフ) - すっごく好きです!!是非最後まで書いてください!更新、楽しみにお待ちしてます!! (2019年12月10日 20時) (レス) id: a109e2f894 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狗犬 | 作成日時:2019年12月8日 20時

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