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愛病 三十五話 ページ35

「では、これから修行を始める。と、その前にチャクラについて説明しろ」

なんて投げやりな

私が苦笑いを浮かべる横で、サクラちゃんは言われた通り説明をし始めた

チャクラは忍者が術を使うときに使うエネルギー

人体の細胞の1つ1つからかき集める体エネルギー

多くの修行や経験によって積み上げられる精神エネルギー

その2つに分けられる

それらを絞り出し、練り出したものがチャクラだ

「何だよ!そんな難しい説明は分かんないけど、そんなの体で覚えるもんだろ!」

「ナルトの言う通りだ、現に俺たちは術を使えてる」

サクラちゃんの説明が終わると、うずまき君の次に兄さんがそう言った

「いーや、お前らはまだチャクラを効果的に使えていない。今のお前らは無駄なチャクラ消費など...ま、出来てない。そこで今から辛い修行をしてもらう」

...辛い修行

私はその言葉にゴクリと唾を飲んだ









「木登りぃ?!」

辛い修行、それは木登りのことで

それを聞いた私たちの頭には疑問しか浮かばなかった

「そんなことやって修行になるの?」

「まぁ最後まで聞け、ただの木登りじゃないぞ。手を使わないで登るんだ」

手を使わずに木登りする?

どうやって?

そう思った矢先、先生は手を使わずに容易く木を登ってみせた

この修行はコントロールとスタミナを身につけられる

なるほど、それで上手く術を使えるようになるのね

話を聞いてる限り、難しそうだなぁ

うずまき君の言う通り、体で覚えるしかないみたい









修行を開始した私たちだったが...

「なーんだ、案外簡単ね!」

初めてなのに意図も簡単に登ってみせたサクラちゃん

「....あれ?」

勢いをつけるも、転んでしまったうずまき君

「チッ...クソっ...!」

チャクラコントロールがうまくいかず弾き飛ばされる兄さん

「...ひぇえ」

兄さんみたいなことにならないか

心配で怖くて仕方ない

今だに1回も挑戦出来ていない私

「...ツバサ、何もそんなに怖がらなくても」

「だっだって、兄さんが...」

そんな私に先生は苦笑いをしてそう言った

怖いものは怖い

私は兄さんの方を指差しながら、目に少しの涙を浮かべた

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作品ジャンル:アニメ
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狗犬(プロフ) - マナさん» はい、構いませんよ。 (2021年5月9日 10時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作者さん質問してよろしいでしょうか?? (2021年5月9日 6時) (レス) id: adb8954dbb (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 瑠威さん» 有難うございます!更新、頑張ります! (2019年12月10日 22時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
瑠威(プロフ) - すっごく好きです!!是非最後まで書いてください!更新、楽しみにお待ちしてます!! (2019年12月10日 20時) (レス) id: a109e2f894 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狗犬 | 作成日時:2019年12月8日 20時

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