愛病 二十八話 ページ28
1人で桃地再不斬に相手をしていた先生
強さは互角ぐらいだが、場所が悪かった
2人がいたのは池の上
一見、先生が1枚上手だったが
先生はまんまと敵の策略にはまり、水牢の術で閉じ込められ身動きを取れない状態に
「さてと、まずはアイツらを片付けさせてもらうぜ」
そう言うと同時に、私たちの前に桃地再不斬の水分身が現れる
ダメだ、このままじゃ全滅する
守らなきゃ、みんなを
「...ん?なんだ、次はお前が相手か?」
私はみんなを守るようにして前で刀を構えた
怖い、足が竦む
弱虫な私は今にも泣き出しそうだ
「タズナさんを連れて逃げて、みんな」
けれど、怖気付いてる暇はない
「な、何言ってんだツバサ!お前じゃ無理だ!!」
「サスケ君の言う通りよ!!それにツバサ、震えてるじゃない!」
「私は良いから行って!」
後ろで反論する兄さんとサクラちゃんに、私は声を荒らげる
「先生が術にかかっている限りここから動けない、けど、みんなが無事に逃げる為には足止め役がいる」
1分、いや1秒でも長くみんなが逃げる時間を稼がないと
「それじゃあダメよ!他の方法を考えましょう!!」
他の策を、と言うサクラちゃんに首を横に振る
「どうやら最初に殺って欲しいみたいだなっ!」
きっと相手はそんなの待ってくれない
策を考えてる間に全滅する
「早く!」
それだけは避けなきゃ
「くっ!!」
「ほぅ、この一撃を止めるとは中々やるなぁ。だが、何時まで持つか」
時間勝負、相手の言う通りだ
「早く逃げて...!」
「ツバサちゃん!でも!!」
相手の武器は私の刀の大きさは比べ物にならないほど
その大きい武器を使っている相手は、私より何倍も力が強い
その証拠に耐え切れないと言わんばかりに、私の刀はギシギシと嫌な音を立てる
「火遁!豪火球の術!!」
この刀が折れるのだけは防がなきゃ
あの人から貰った大事な刀なのだから
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狗犬(プロフ) - マナさん» はい、構いませんよ。 (2021年5月9日 10時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作者さん質問してよろしいでしょうか?? (2021年5月9日 6時) (レス) id: adb8954dbb (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 瑠威さん» 有難うございます!更新、頑張ります! (2019年12月10日 22時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
瑠威(プロフ) - すっごく好きです!!是非最後まで書いてください!更新、楽しみにお待ちしてます!! (2019年12月10日 20時) (レス) id: a109e2f894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狗犬 | 作成日時:2019年12月8日 20時