愛病 二十四話 ページ24
「ねぇタズナさんの波の国にも忍者っているの?」
歩いている途中、サクラちゃんが問いかけた
その問いかけに先生は答える
波の国には忍者はいないけれど、大抵の国には隠れ里が存在し忍者がいるらしい
「ま、安心しろ!Cランクの任務で忍者対決なんてしやしないよ」
...本当にそうなのかな
何だか、嫌な予感もするし
タズナさんの表情が一瞬だけ曇ったような気がする
...大丈夫なのかな
軽くそう言う先生とは反対に私の心には不安が募っていた
「1匹目...」
「先生?!」
そんな...一瞬でバラバラに...
「2匹目」
ダメだ、集中しなきゃ
私たちの任務はタズナさんの護衛
先生ならきっと大丈夫
「危ないっ!うずまき君!!」
だから、私は自分のやるべきことを
_カキンッ!
突如、鳴り響く金属音
「ツバサちゃん?!」
「くっ?!...大丈夫?うずまき君」
間に合った!
私はうずまき君の前に立ち、敵の攻撃を刀で受け止めていた
流石に男の人の一撃は重たい...!!
そう思っていたときだった
向かい側からもう一人がやって来て、私に武器を振りかざす
防ぎきれない...でも守らなきゃ...!
「ツバサ、よく頑張った」
「...せん...せい?」
この現状をどう覆そうか、必死に思考回路を回していると、不意に感じた頭の重み
ポンっと私の頭に手を置いたかと思えば、先生は敵の忍者二人を仕留めていた
良かった、生きてた
ホッと胸を撫で下ろしたあと、私は刀を鞘に収めた
「すぐに助けてやれなくて悪かったな。ナルトに怪我をさせてしまった。ナルトがここまで動けないと思ってなかったからな」
「取り敢えずサスケ、サクラ、ツバサ、よくやった」
「よぉ怪我はねぇかよ、ビビり君」
先生がうずまき君以外を褒めたあと、兄さんは挑発するようにそう言い鼻で笑った
「ちょっ、ちょっと兄さん?!」
もう...挑発はしちゃダメって、いつも言ってるのに...
私は声を荒らげたあと、両肩を下げ溜め息を吐いた
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狗犬(プロフ) - マナさん» はい、構いませんよ。 (2021年5月9日 10時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作者さん質問してよろしいでしょうか?? (2021年5月9日 6時) (レス) id: adb8954dbb (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 瑠威さん» 有難うございます!更新、頑張ります! (2019年12月10日 22時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
瑠威(プロフ) - すっごく好きです!!是非最後まで書いてください!更新、楽しみにお待ちしてます!! (2019年12月10日 20時) (レス) id: a109e2f894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狗犬 | 作成日時:2019年12月8日 20時