愛病 二十話 ページ20
カカシside
俺ははたけカカシ
木ノ葉隠れの里の忍者だ
今年もまた、下忍の班の担当に任命された
今日はその班の下忍たちに会う日
現に今、俺はアカデミーのある教室の扉の前に立っているわけだが
...ベタな悪戯だな、こりゃ
扉の間には黒板消しが挟んであり、開ければ落ちてくる仕組みだ
まぁこれがチームワークに繋がるっていうなら...
そう思いながら扉を開けた、その時だった
「そうだけど...キャッ?!」
黒板消しが落ちていくと同時に、誰かが倒れ込んできた
倒れて来たのは1人の女の子だった
俺はその子を抱きとめ、そのままドサリと床に尻もちをついた
「...あれ?」
大きくぱっちりとした黒い瞳が、瞬きを幾度と繰り返す
何が起こってたのか分からない、と言わんばかりの顔で辺りを見渡した
「いやぁ危なかったー、君、大丈夫?」
俺がそう言えば、その子の大きな瞳が俺を捉えた
「んー、なんて言うのかな。お前らの第一印象はこの子以外嫌いだな」
だけど、その子は未だに理解出来ておらず、首を傾げていた
その姿を見た俺は、可愛いな、なんて思いながら、その子の頭にポンっと手を置いた
それから次の日、恒例の演習を行った
下忍になるための試験だ
俺から鈴を取れたら合格、まぁ取れるわけないんだけどね
この演習の目的はチームワーク
なのに、何奴も此奴も自分のことばっかだ
今年も合格者0かな、と思ったが
1人だけこの演習の意味を分かっている者がいた
名前はうちはツバサ
ツバサだけは他の3人に協力を申し出ていた
まぁ分かっていることを分かっていない鈍感ちゃんだったけどね
210人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狗犬(プロフ) - マナさん» はい、構いませんよ。 (2021年5月9日 10時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作者さん質問してよろしいでしょうか?? (2021年5月9日 6時) (レス) id: adb8954dbb (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 瑠威さん» 有難うございます!更新、頑張ります! (2019年12月10日 22時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
瑠威(プロフ) - すっごく好きです!!是非最後まで書いてください!更新、楽しみにお待ちしてます!! (2019年12月10日 20時) (レス) id: a109e2f894 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:狗犬 | 作成日時:2019年12月8日 20時