小さな星の王子様【姫宮桃李】 ページ42
夏の終わり。
「ぼ、坊ちゃま、本当によろしいのですか？」
「いいって、さっきから言ってるでしょ！ほら、早く！！」
鏡に映ってるのはいつも通りの自分。
そして、カシャリと音が部屋に響いた。
．
．
「桃李くん、今日もいつも通り愛嬌のないお顔で…………oh」
「桃李くん、髪切ったの！？」
クラス全員、目を見開いて固まっている。
『えっ、桃李くん、どうしたの？』
もちろん、僕の思い人も一緒に驚いていた。
どうして、こんな風になどと聞いてくるのかなと思っていたけどみんな気を使っているみたい。
「ふふん、髪を切っても僕の魅力は無くならないからねー」
そう言っても、幼なじみのAは心配そうな顔をしている。
でも、こんな髪にしたのはお前のせいなんだけど。とは言えないなぁ。
恋をしたのは始めてで、でもあまり初恋という感覚がなかった。男だし。
クラスメイトとドレイ2号の恋バナをしていた。
ドレイ2号のことは好きだけど、付き合うとかはあんまり思わなかった。
だって、ドレイはずっと僕の隣でいる決まりだし。
『あんずちゃん、可愛いよね』
「……ドレイなんかより、可愛いでしょ」
『うん。かわいい』
ニコリと笑いながら僕の髪を撫でるA。
付き合うってどんなことなんだろ。
同じクラスの司に聞いてみた。少し嫌そうに、でもなんだかんだ説明した。
一緒にいて楽しい。
その時自分が笑顔の時が1番多い。
時々好きって思ったり、可愛いって思ったりする。
その人にとって1番でいたいって思ったり。
「え、Aのことでしょ？」
気づいてなかった。
違うユニットだけど一緒に歌ったりする時とても楽しい。
僕が笑うと、あっちもへにゃりと柔らかい笑顔を向けてくれるのも嬉しい。
Aの視線も心も独占したい。
「僕って、Aと付き合いたいってこと……？」
気づいてしまった。
恋に。
男同士の壁？大丈夫でしょ。だって、僕はこーんなに可愛いんだから。
．
好きになってもらうには、どうしたらいいんだろう。
早速、弓弦に頼んで、雑誌を買って貰ってその通りにした。
さり気なく荷物を持ってあげたり、好きだよって何度も言ったり。
ご飯も一緒に食べてなるべく僕だけと居てもらうように。
自分で難しいご飯を作ることに挑戦したり。
恋してるって、楽しいな。
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どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 了解です！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 宗さんとみかちがいいですか！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» キャラ誰がいいですか？？ (2019年8月8日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 分かりました！リクエストありがとうございます^^* (2019年8月6日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - ２人が夢主が好きで夢主にアピールしてるのに全然きずかないのが見たいです。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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