蜂蜜と制服と【日々樹渉】 ページ41
．
『くそ、また負けた！！』
廊下に貼ってある紙を見て落ち込む。
1位日々樹渉500点
2位赤羽根A499点
この日々樹渉という男に俺は一度も勝ったことは無い。
学校が終わったら夜遅くまで塾。家に帰った後も勉強。１日の睡眠時間は２時間くらい。
そんなに勉強をしていてもいつも負けてしまう。
「ふふっ、今回も私の勝ちですね｣
『チッ……次は絶対勝つから！今だけ偉そうに言ってろ！』
ウインクをしてくる日々樹にﾍﾟｯと唾を吐いてやる。
それでも、日々樹の笑みは崩れない。
マジ腹立つ。
何でいつも負けるんだ
「また負けたんだね」
『天祥院英智』
「フルネームで呼ばないでって言ってるよね？」
こいつはいつも俺と日々樹の様子を見てなんか笑ってる。多分、バカにしてるんだろうと俺は思っている。
「今日は君に頼み事があってね」
『そういうのは、俺よりも優秀な日々樹くんに頼めばいいんじゃないですかー』
「めんどくさいモードに入ったね……。でも、これは君にしか頼めないんだ」
君にしか頼めない？つまり、俺よりも日々樹の方が頼りになるってこと？
『喜んで引き受ける』
「ありがとう。僕の生徒会のスピーチ書いて欲しいな｣
『自分でやれ』
「ケチだなー。じゃあこの文化祭までの桃李がサボった資料とかまとめてくれないかな」
『それくらいなら』
ドサッと俺の前に置かれた大量の紙束。
……俺は選択肢を間違えてしまったようだ。
「Aちん、顔色悪いけど大丈夫か？」
『大丈夫だ』
「本当か？あとお前の椅子の方にある紙なんだ？」
『気にしなくていい』
この仕事は日々樹に任せれば一瞬で終わるが、あえて俺に渡したところ俺のことを信頼してるんだろう。
もしかしたら、生徒会に入れるかも。そうしたら、内申も上がって……
呑気なことを思っているとき、ペンが止まった。
．
「本当に、あなたは馬鹿ですねぇ……」
廊下で、髪の長い男が呟く。
長い髪をゆらゆらと揺らしながら、誰かを抱き抱えている。
「睡眠時間が2時間なんて命に関わるくらい危ないのに……。だから倒れるんですよ。変に私に張り合い続けて」
誰もいない保健室のベットの上に優しく寝ている彼を乗せる。
「無理しすぎですよ、ばか」
彼の黒髪を撫でながら、頬に唇をつけた。
寝ている彼は当然その事を知らない。
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どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 了解です！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 宗さんとみかちがいいですか！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» キャラ誰がいいですか？？ (2019年8月8日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 分かりました！リクエストありがとうございます^^* (2019年8月6日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - ２人が夢主が好きで夢主にアピールしてるのに全然きずかないのが見たいです。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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