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僕のマリオネットじゃないキミ【斎宮宗】 ページ5









『宗くん、居るよね』

「…………」







尋ねても、返事なし。



親が来ていないみたいだから、勝手に広い部屋を探索し、彼の部屋に行き着いた。

部屋の前に既に居たオッドアイの子は驚いた顔で俺を見る。







「な、何であんた分かったん……?」

『うーん、勘かな』








嘘。

結構時間をかけて探した。


でも、斎宮宗に聞こえているかもしれないしそんな必死に探したなんてプライドが許さない。









『宗くんこの中に居るんでしょ?僕、早く宗くんが学院に来ることを待ってるんだよ』








相変わらずの可愛い声で言う。

しかし、返答なし。


カチンと頭にきた。
わざわざ来て、ここまでやってあげるのに何も言わないなんていい加減腹が立つんだけど。








「ちょ!!あんた、なんなん!?」








扉を力ずくで足で蹴り思い切り開けた。


そこには、目を丸くし驚いている斎宮宗。何毛布なんて被ってるのか。いつも好き好き言ってくるくせにださい








『久しぶり宗くん。元気?』

「……」

『……もしかして、声が出ないの?』








彼は頷く。


なるほど。だから俺が聞いても無言だったんだ。そんな無言だったら無視されてるみたいなんだよ。








『……相変わらず、綺麗なもの作ってるね。今も作ってるの?』







部屋の中には綺麗なドレスや宝石が沢山ちらばっている服。







『僕にも教えてよ、手芸』







ニコリと笑うと、彼は何も言わずに手芸道具を持ち出してきた。



そうして、俺と斎宮宗の面会が始まった。





























「A一緒に帰ろー」

『ごめん!行きたいところがあるんだ』







自分の時間を割いて斎宮宗の家へ行き、手芸をする日々。

手芸なんて細かいものは苦手だけれど別に嫌な気分ではなかった。






斎宮宗の家へ行こうとすると、突然肩を叩かれた。
後ろを振り向くと、斎宮宗と幼なじみのあの鬼龍紅郎。





「お前、最近斎宮の家に行ってるんだよな。斎宮、今どうだ?」

『元気そうだよ。声は相変わらず出ないけどね』








斎宮宗の家へ行くことにより、斎宮宗が愛されていたことも実感した。




色んな人が斎宮の様子を俺に聞いてくる。幼馴染の鬼龍はもちろん、あの仁兎なずな。そして有名な五奇人まで。

自分で行ってみれば?と聞いてみても、全員口を揃えて「俺は行けない」と答える。



それは多分彼らが斎宮宗と深く関わりを持ってるから。

ただのモブくらいの俺とは違うんだ。







「なあ、斎宮を学院に戻すことってお前には無理か?」







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どぽぽ2(プロフ) - apipeさん» 了解です!! (2019年8月8日 21時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 宗さんとみかちがいいですか! (2019年8月8日 20時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - apipeさん» キャラ誰がいいですか?? (2019年8月8日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - apipeさん» 分かりました!リクエストありがとうございます^^* (2019年8月6日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 2人が夢主が好きで夢主にアピールしてるのに全然きずかないのが見たいです。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どぽぽ | 作者ホームページ:どぽぽ  
作成日時:2019年6月28日 22時

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