【あんスタ】執事は愛される【男主】【完結】

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『………何で、お前の家でシャワー浴びなきゃいけねえんだよ』

「臭いからに決まってるでしょ。あんな路地裏でしてるからちょー臭くて迷惑だったんですけどぉ」





洗えばそれなりに良い顔だった。


白髪に似合う白肌。まるで触れたら溶け消えてしまう雪のよう。

ま、ゆうくんほどにはいかないけどねぇ。でも、そこらへんの奴よりもよっぽど綺麗。これで自分の体売るとか、もったいない。



生意気だけど、今日の俺は気分いい為許そう。
パパとかママにどっかで働かせれるように頼んであげなくもなくもなくもない。


そして、夕食時コイツの腕を掴み強引に両親の元へ連れると、脳内お花畑な二人は彼を歓迎した。





『執事？』

「そうなの！Aくんカッコいいし、姿勢も良いから向いてると思うわぁ」





ママは俺と同じ面食いだ。執事って、こんな不良には向いてないと俺は反対したがママは無理やり執事にした。

Aも抵抗していたけど、押しの強さに負けてしまったみたいだ。




それから、Aはママ達の側によくいるようになった。


そして、あっという間に一年という月日が経った。

中学ニ年生のくせに、頭の回転が良いのか仕事も直ぐに慣れ、要領よくこなせていた。




だからか、両親もA気に入り甘やかした。
俺は小さい頃モデル仕事のせいで両親と中々過ごせなかったのに彼は存分に甘やかされて、それが羨ましく俺は彼を妬んだ。





「パパ、ママお願いがあるんだけど」





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