【あんスタ】執事は愛される【男主】【完結】

１３。 ページ13

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『あぁー、マジ辛え。仕事、いつか終わらねえかな』

「あー、執事だっけ？お前が執事してるところとか想像できねえわ」





友人から煙草を貰い火をつける。


やっと、オフの時間が来た。

俺は基本友人と同じく世で言うところの不良だ。バイト先でよく会うのである。

あんな執事の姿は作ってるだけで、こっちが素だ。第一あんな姿を保てるのは神しかいない。弓弦さんはその神のうちの一人だ。





『毎日毎日、同じ野郎を見てて飽きるっつーの』

「野郎？ほもじゃん」

『ああ、ほも。ガチめのやつ』





そう言うと、友人は「えっ」と言いながら引いていた。

まあ、一般人の反応はそうだろう。俺だって泉様のことを知らなかったら、ドン引きしてたと思う。



でも、泉様は一途だしほもだと言われてもめげてない。


好かれるために変だけど一応努力はしてるし、普通に恋してるのと同じだ。
ただ、同性ということだけで異性との恋と内容は同じ。

だから、俺が今まで協力したんだ。





「その、監視してるやつとか何の為にやってんの？」

『怪我するところを守ったり、ボディーガードみたいな』

「男相手にかよ…その男クソヒョロくね？だる」





笑いながら、そう言われた。





『そうでもない。ちゃんと礼は言うし、鈍臭いけど、優しいしまあ良いやつ』

「ムキになって、惚れてんのか？」

『違うに決まってんだろ』





惚れてるって、泉様がだろ。

ていうか、さっきから視線を感じるんだけど、もしかして泉様、とか？
いや、まさかオフの時にまでいるわけ無い……。





「えっと、Aくん」

『………遊木様、と明星さんと氷鷹さんと衣更さん』





何でここにいるんだよ、Trickstar




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