【あんスタ】薔薇王子。【男主】

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移籍する事務所は、RhythmLink(リズムリンク)に決めた。




別に、大した理由はないが、アイドルも多く他の職業に就いている人も多くいるし、それなりに昔からある事務所だからハズレではないだろう。




芸能人の事務所の移籍なんて、大して一般人は気にしていない。

業界の人々は驚くが、そんな世で騒がれるほどでもなく、ネットニュースでも端の方に小さく載っているだけ。









「事務所、移籍したんですね」

『うん』









青葉つむぎが話しかけてきた。


毎回よく飽きずに俺に話しかけてくるな。

学院中ではもう知れ渡っている。見捨てられたやら噂されていたりするのが少し腹が立つ。









「そういえば、五奇人の人気が凄いの知ってますか？凄いですよね、流石英智くんです」

『五奇人？てか、あの天祥院英智やらと仲良いの？』









初めて聞いた単語だ。

また、あの天祥院英智がドリフェスと同様何か企んでいるのか。





すると、青葉つむぎは一つ一つ教えた。



五奇人とは、朔間零も含まれている天才五人のことらしい。




この学院の中で頂点にいるほどの技術を持ちValkyrieのリーダー、斎宮宗。

演劇の才能もあり、入試の点数は最高得点だった日々樹渉。

かみさまと信者に慕われている深海奏汰。

謎に満ちている魔法使いとも呼ばれている逆先夏目。





この一人年齢は同じやつはいるが、後輩五人組らしい。









『朔間零くらいしか分からない』

「あはは…確かに、Aくんほどの人は、見てませんよね」









青葉つむぎは苦笑するが、その後も五奇人は凄いやら話し始めた。


五人が校内新聞に載っているものを見た。

本当、人気なんだな。五奇人って。









『それと、天祥院英智が何か関係あるの』

「実は、五奇人と名付けたのは、英智くんなんです」

『仲良いの？』

「はい。良い人ですよ」









良い人か。


まあ、良い人かもしれないけれど、俺はあまり関わりたくない。どうでもいいし。






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