【あんスタ】薔薇王子。【男主】

３８。 ページ41

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ドリフェスって何だ。


初めて聞いた単語の物を申し込まれ黙って意味を考えていると、天祥院英智は勝手に「じゃあ」と去ろうとしている。









『待って』

「何かな？」

『断る』









今は面倒事には関わりたくない。


第一、訳の分からないやつに訳の分からない申し込みをされても嫌な事しか想像出来ないし。









「……そっか。無理に参加してくれとは言っていないからいいよ」









にこりと笑う。


……何こいつ。
俺が嫌いなのか好きなのか全く読めない。









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「どうして、Aくんは五奇人では無いのにドリフェスを申し込んだんですか？英智くん」









つむぎが資料を整理している最中、隣にいる英智に聞く。

すると英智が少し微笑み答える。









「五奇人を有名人と盛り立てるよりも、元々この学院の有名人のAくんを先に潰した方が影響力は大きい」

「確かにそうですけど、Aくんはそう簡単に引き受けてくれない人だと思いますが……」









苦笑いするつむぎに「それは疾うに知っているよ」と英智は平然とした表情で答える。

現に、断られた。



英智の作戦はこの先だ。









「これから、僕は五奇人を討伐する。それと共にAくんの評価も段々と下がっていくはずだよ」

「それはどうして？」

「それは、これからのお楽しみさ。先に物語の最後を語ってしまうのはネタバレに過ぎないからね」









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