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「もっと声上げろ!!」
急に、デッドマンズの曲をするという無理難題なことを彼らは難なくこなした。
楽しい。
明星くん達とのライブもとても楽しかった。
でも、それとは違う。
スリルが、激しさが、とても楽しくて、懐かしい。
ああ、あの頃はステージで弾くことだけに集中していたけれど、観客は俺の事を見てこんなに笑顔で楽しそうだったんだ。
昔、悩んでいたことが馬鹿みたいに思えるくらい面白い。
『みんな、あの頃の俺を見つけてくれて、また、ステージに一緒に上がってくれてありがとう。みんなのこと、大好き』
心から、笑顔でそう言えた。
朔間くんも蓮巳くんも大神くんも、予定外のことをしたにも関わらず笑顔のまま。
デッドマンズの中では目立たなくてちっぽけで、今まで居なかった人物だとしても、今いる人たちの記憶に少しでも残れるだろう。
この最高の瞬間を一生記憶に刻むように歌い続けた。
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羽風side。
「凄いな……」
「そうだな、神崎」
横にいる紅月の二人は、目の前で起こっているありえない四人の姿を見て圧倒しているように言う。
俺も、情けないけど圧倒されている。
一年の頃とかは、朔間さんとかデッドマンズの凄さはよくわかっていたけれど正直男には興味無いしどうでもよかった。
でも、実際こんな近くで見ると、ずっと聞いていたい、見ていたい、と思うほどの実力。
何より、みんな楽しそうだった。
「まさか、Aがライブに誘うなんて思いもしなかったな。まあ、蓮巳も最初からしようとしてたけどよ」
「そうそう。朔間さんもわんちゃんも、仕掛けてやる気満々だったけど、まさかAくんからなんて驚いちゃうよねー」
鬼龍くんと少し笑う。
でも、正直笑えるくらいの余裕はそこまで持っていなかった。
だって、朔間さんもわんちゃんも凄く楽しそうだから。
一応、現に一緒のユニットは俺達なのに妬かせられちゃうよね。
すると、Aくんが俺達のことを一瞬見た。
今までで見た事のないほどの笑顔で、「ごめん」と口パクで言い、微笑んだ。
……ずるいなぁ。
そんなに楽しそうだったら、許しちゃうよ。
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どぽぽ2(プロフ) - 那生さん» ありがとうございます!!他の作品も応援して下さりありがとうございます^^*これからもよろしくお願いします!! (2020年1月6日 11時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
那生 - 完結おめでとうございます!!!すごい面白いかったでござる!!!他の作品も頑張ってください!!応援しているでござる!!! (2020年1月6日 9時) (レス) id: 64fc749647 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - 名無しさん» アリガトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - カンケツオメデトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 4e31eec717 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - 四面楚歌さん» 面白いと言って貰える作品を作ることができて、嬉しいです!今まで読んでくださりありがとうございました!!! (2019年9月2日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
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