そのじゅうごはかわいい ページ15
シ「もうどうだっていいやぁ」
シロはその言葉と共に記憶を投げ捨てたのか
次の日
昨日の帰り道の事を話すと
シ「シラナイ、覚エテナイ」
と言っていたので代わりに俺が昨日の帰り道について綴るとしよう。
帰り道。
夢ノ咲学園から家までは案外近いはずなんだけどファンが沢山俺達の元へやって来た。
出待ちとかたまたま見掛けてとか理由は色々。
まあ、ここまでは普段でもよくあることだからそんなに気にしなかった。
でも、シロといつも通り帰っていたら
やっぱりシロの衣装が目立っているのかいつも以上に人が寄ってきた。
「シロ君かわいい！」
「クロ君彼氏みたい！」
「お姫様と王子様って感じ〜」
色んな声が聞こえて思わず「おぉ…」と困惑してしまう。
こういう時どうすればいいんだろ？
ファンの前ではイメージ壊さない為にシロにあんまり喋るなって言われてるし…
でもシロはなんか全部諦めたみたいな顔してるし…
何より、この人だかり全員ファンサしてたら家に帰れない。
ク「す、すみません。え？手紙、？あ、ありがとう」
シ「…握手？は、はい」
駄目だ！ライブとかと違ってどう対処していいか分からない！
とくに今はプロデューサーが居ないしライブスイッチが入ってない。
しょうがない…
こうなればちょっと強引な気もするけど
シロの肩を抱き寄せて守るように歩く。
ク「ごめん。今日はありがと、また今度ライブに会いに来てくれたら嬉しいな」
ふふっと頑張っていつもみたいに子供っぽい笑顔にならないようにファン達に笑う。
「きゃ〜」みたいな小さな歓声が集団の所々で聞こえて
その間にシロをお姫様抱っこして家に走っていく。
シロは軽いから全然重くないので結構走りやすい。
まあシロのドレスが俺に当たってちょっと走りにくいけど可愛いから別にいいじゃん？
俺達が駆けていくと背後からファンたちの黄色い歓声が響いていた。
なんか少女漫画みたいだなぁ。
俺は全然、そんな色っぽい青春男子じゃないんだけどね〜
なんて考えながらとりあえず家に帰ってシロの可愛い姿をスマホで連写した。
続く
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山菜レイン - ゆりなさん» 私たちの作品を見てくださってありがとうございます！ゆっくりですが（私が忘れてるだけ）二人で頑張ります！これからもこの作品をよろしくおねがいします！ (2019年4月1日 1時) (
レス) id: fc91568398 (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - ゆりなさんありがとうございます！ゆっくりですが二人で頑張ります！ (2019年3月31日 20時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな(プロフ) - とても、面白いお話です！！続き楽しみしています！！お二人とも頑張って下さい！応援しています！ (2019年3月16日 16時) (レス) id: eace47ab2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山菜レイン×山菜かるは | 作成日時：2018年8月29日 14時
