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不死川先生が帰ってきた。
東雲さんがいないことを疑問に思ったようだが、特に何も言わなかった。
『不死川先生、人気ですね』
不「あ？んな事ねぇだろ」
ぶっきらぼうなその返事だけど、不死川先生が人気なことはこの一週間の間によく理解できた。
学年限らず、女子生徒に話しかけられていた。
でも、やはりその中でもある人にだけ、他の人とは違う視線を向けていた。
不死川先生のことを好きだからだろうか。
何故か分かってしまった。
あの視線の正体を。
私も子供じゃない。あの視線の意味は、何となく分かる。
嫌でも、分かってしまった。
『…不死川先生、東雲さんのこと好きなんですか』
思わず聞いてしまった。
聞かずにはいられなかった。
だって、好きだから。
まだ出会って、たった一週間。だけど、自分のモノにしたいと思うほど好きだと思えたのだ。
私の言葉に、不死川先生は特に驚きはしなかった。
不「…そう見えるかァ？」
質問に質問で返すあたり、この人は答えるつもりがないのだと理解した。
『そうとしか見えません』
そう言えば、彼は笑った。
まるで、降参したように。
その時に私の中に渦巻いた黒い感情に、私は悔しくなった。
口を開こうとした彼に、私はそれより先に言葉を発した。
不「…ぁ」
『私はっ…』
そうすれば不死川先生は何も言わなくなった。
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りん(プロフ) - 柚葉さん» 私も実弥さん言われたらキュン死にしちゃうだろうと思って、書きました(〃▽〃) (2021年8月7日 2時) (
レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 実弥さんに、そんなふうに言われたい！！！ (2021年8月6日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2021年7月20日 20時
