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今日は初めての教育実習の日ということで、あまり授業は進まなかった。
自己紹介と、少しだけ授業をやった。
『…って、感じです!分かったかな?』
初めて生徒の前で授業をやった。
男「えぇ、南條先生の授業分かりやす!」
男「これからも南條先生に教えてほしいよな!」
だけど、反応は意外に良くて、そんなことを言ってくれる生徒もいた。
その言葉に嬉しくて、頬を緩ませていれば…
不「何だァ、俺の授業に文句でもあんのかァ?」
そんな不死川先生の鋭い声が聞こえて、
男「ひっっ…」
その後にビビる生徒の声が聞こえた。
それがまるで漫才でもやっているようで、つい笑ってしまった。
?「南條先生!質問です!!」
そんな大きな声が聞こえてそちらを見れば、黄色い頭の男の子が手を挙げていた。
『はい、なぁに?』
珍しい髪色の子もいるのだなぁ、と思いながらそう返事をすれば、すぐに返答が返ってきた。
?「彼氏いますかっ!!」
そんな質問に、私は少し驚いて固まってしまった。
でも今の雰囲気を壊したくなくて、こう口にした。
『…いま、…せん!』
そう笑いながらそう言えば、クラスの雰囲気は和やかになった。
?「えっ、じゃあ…好きな人とかはっ!」
するとまたすぐに質問してきた彼に、思わず口を開いてしまった。
『…いる、かなぁ』
何故か嘘をつきたくなくて、そう答えた。
その時私が、どんな顔をしていたのか分からない。
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りん(プロフ) - 柚葉さん» 私も実弥さん言われたらキュン死にしちゃうだろうと思って、書きました(〃▽〃) (2021年8月7日 2時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 実弥さんに、そんなふうに言われたい!!! (2021年8月6日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2021年7月20日 20時