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あなたside




私が答えようとすれば、冨岡様が口を開いた。



水「恋人だったら悪いか?」



『冨岡様っ』



違うと否定しようとすれば、冨岡様はカチャと刀の音を立てた。



…黙っておけ、ということなのか?



奏「いいえ!冨岡さん、強そうだし」



ニコニコ笑う奏多は昔のようで、私も嬉しくなった。



奏「そういや冨岡さんが持ってるそれ…、なに?」



ジッと冨岡様が持つ刀を指さした。



ギクリ。私は鬼殺隊の方との関わりがあるため、特に疑問に思うことは無かったが、確かに鬼の存在を知らない奏多にとって、刀を何故持つのか分からないだろう。



冨岡様がなんて答えるのか黙って待っていれば…



水「…護身用だ」



…うん、まぁ確かに。嘘は言っていないし、私も何も言えないため、そのまま黙っていた。



奏「ふーん、そっか…じゃあ今度僕にもそれ教えてね、冨岡さん!」



無表情の冨岡様にも笑顔で奏多はそう言った。



奏「で、姉ちゃんどうする?」



その言葉に、冨岡様は首を傾げた。



奏「戻ってきてくれる?」



鋭い視線を私に向けた奏多。



『だ、だから…私は、』



水「Aは俺らに必要だ。お前に返すつもりはない」



言葉に詰まっていた私に助け舟を出すように、冨岡様はそう言ってくれた。もちろんその言葉に私は驚いた。



奏「…冨岡さんには関係ないでしょ」



水「関係ないわけない」



奏「赤の他人が黙っててくれない?」



水「他人だが、お前よりもAのことを理解している」



その言葉が、奏多を変えた。



奏「はぁ?」

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令花 - 冨岡さんめっちゃかっこいい (8月3日 15時) (レス) @page50 id: 9fc0619dbf (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 早く続きが見たいです!よろしくお願いします! (2022年3月4日 15時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月4日 14時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りん∞(プロフ) - ラテPさん» 頑張ります!ありがとうございますヽ(*^^*)ノ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
ラテP(プロフ) - もちろん\(^o^)/この作品も、更新したごとに、見たいと思います 更新頑張ってください (2021年5月3日 16時) (レス) id: f555ccc325 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん | 作成日時:2021年4月28日 3時

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