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竜胆SIDE
竜「俺が今まで相手してきた女とは全く違うタイプの女だ」
下「是非見てみたいですね、今度連れて来て下さいよ」
竜「アイツは二度とアジトに来ねぇよ。首領に嫌われてるからな」
下「それは残念」
嘘だけど。ただでさえ、Aはいっちばん危ない兄ちゃんのお気に入りなのに。マイキーもアイツと
下「あれ、電話鳴ってますよ。もしかして例の？」
竜「…みてぇだな。…もしもし、どうした」
『あの、忘れ物…家にあるんですけど届けに行った方が良いですか？」
忘れ物…。
あぁー！財布！結構な大金が入ってんだよな、持ってきてもらった方が良いか…。今は…８時半。ここはあまり店から遠くないから往復２０分で考えたら大丈夫そうだな。
竜「すまねぇ、頼むわ」
『わかりました。今いる場所を教えてください』
竜「お前の店から、真っ直ぐ歩いて行って…」
『…私、方向音痴なので細かく教えてくれますか？』
方向音痴…。電話越しで上手く説明できるか？この場所。店のドアを出て、真っ直ぐ…それから少し歩いたら左…。いや、少しって言ってもわかんねぇな。
竜「歩いてたら青い壁の家が見えるだろ？そこを左だ」
『…あ、ここですね。曲がりました』
そこからまた少し歩いたら小さいカフェがあるはずだ。道路を渡らず、そのまま右に曲がらせて。
竜「小さいカフェがあるはずなんだけど、わかるか？」
『…ケーキ屋さんみたいなものなら』
ケーキ屋か。
竜「そこを右だ」
『はい』
路地裏に入らないとこっちに着けねぇんだよな…。さっき通った感じでは特に誰もいなかったけど、少し心配だ。
竜「猫の置物がある家の隣の路地裏に入って、そのまま真っ直ぐだ」
『路地裏…、路地裏…？猫の置物って大きいですか？』
竜「窓際に置いてある、あまり大きくはない」
『…ありました。ここの路地を入っていくんですね。誰かいますけど、無視していいですか？』
…チッ、俺らが歩いた後に来たのか。俺らを付けてきている奴かもしれねぇし、あまり関わってほしくねぇな。
竜「あぁ、無視しろ。出来るなら走れ」
俺がそう伝えると、ヒールのコンクリートに当たる軽くて高い音が聞こえた。あのヒールの高さで走れるのすげぇな。
？『お姉さん、俺を無視すんの？こんな具合悪そうに蹲ってるのに？』
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suffron*(プロフ) - ゆいとこさん» コメントありがとうございます！三ツ谷君が最推しなんで結構序盤絡ませていきたいと思ってるんです！これからも頑張りますね！ (2022年11月18日 15時) (
レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ(プロフ) - 続編移行おめでとうございます！(おめでとう…なのか？)いつも楽しく読ませていただいてます！！三ツ谷くん出てくるんですね！今後の展開がすごく楽しみです♪無理せず更新頑張ってください！！ (2022年11月18日 15時) (レス) @page1 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suffron* | 作成日時：2022年11月17日 23時
