【戦国BASARA】 偽った婚姻 〜石田三成〜【現代】

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その頃会場では＿＿＿



「三成、主の姫の姿が見えぬがどうかしたか？」

「知らん 手洗いにでも行ってるんだろう」



半分パニック状態になっていた

そばにいさせた如月も行方を知らないと言う



「っち… どこに行ったんだ」




バシャバシャ…ピチャン………



何か液体のものがまかれる音がした



「き、君ッ！ 何しているんだ！？」




近くの者が大声を上げた




「ハッハッハッハッハ！！！ 金が何だ！地位が何だ！ お前らのせいでッ… お前ら、全て消えてしまえばいい！！！！！！！！」




男は近くにあったろうそくを手に持ち、出口へと走り出した

そこにいる誰しもが固まっていたが
三成はばらまかれた液体に臭いをかぐと叫んだ


「これは灯油だ！ 早くこの場から離れろっ！！！」



一呼吸おいて一気に会場はパニックに陥った



しかし、遅かった



男は出口につくと持っていたろうそくの火を灯油の上に落とした
するとバッと炎が広がり、見る見るうちに赤に染めていく

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