貴方しか愛せないから。【ガラテア】

〜２２〜 ※追記済 ページ23

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ナ「_そして最後にここが待機室となります。」





ダイニング、バスルームなど建物内を案内してもらっていた。
怪しい雰囲気が漂うこの部屋が多分、例のゲームを行う場所だろう。





ナ「各々の試合の時間になったらこの部屋に入り、椅子に座って待機してもらう形となります。皆様の準備が整ったら一斉にゲーム開始となります」


『へえ…となったらどこかへ移動するとか？』


ナ「いえ…そうですね、簡単に言えば同じ夢を見る感覚のように、身体は待機室に存在しますが意識はゲームの中です」





…。
















…いや、有り得ない。やっぱり有り得ない。



















『…冷静に考えてそんな事有り得ない。同時に複数の人間が同じ夢の景色を見られる訳が__』






後ろを振り返るとそこにはもう誰も居なかった。







「おーい、早く入りなよ！」






部屋の中から声が聞こえてきた。









『…はい、』





恐らく自分に話しかけているであろう声に反応し、中に入った。






「僕は冒険家のカート・フランク！君は今日来る予定だった薬剤師さんだね？」


『そう、だが…もしかしてこれからゲームが始まるのか？』


「そうよ！ほら座って、」






そういう女性の前には銃が置いてある。
…なんて物騒な。





『ほぉ…あ、え？今から？』


冒「そうさ！ほら早く！」









うそだろ。説明を受けただけで早速実践？？





無理だ。






『…すまない、説明を受けただけでまだ行った事がないんだ。お手柔らかに頼むよ』

「…そう、ね」




髪の毛がボサボサなのかそれともそういうスタイルなのか…僕と似た白衣を身に纏っていた。

あの人とは話が合うかもしれない

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