方法>>33 ページ33
said__Takuma
いいのか?光舟。
そう声をかけると
「結局御幸先輩にはかなわなかった。
捕手として。認める。あの人はすごい。」
そういう事じゃないんだけど。
「いや、A先輩。
声とかかけなくていいのか?」
言い直すと
「うん。だって、目は口ほどに物を言う。
Aさんのあんな顔。目。俺は見たことない。」
諦めるかどうかは別だけどね。
そう付け加える親友に、
やっぱこいつはこいつだなー。と納得してしまう。
「ねぇ、拓。
夏頑張ろう。秋も、冬も。
何年かけても俺はあの人を超える。」
そうだな。
御幸先輩はU-18。そして、東京選抜にも呼ばれてたはず。
あの人の夏はまだ終わらないみたいだ。
said__Shinohara
ホテルへ戻る電車でうとうとしていると
颯汰に話しかけられる。
「御幸一也のこと、好きじゃん。お前。」
「は?」
思いかけない言葉にびっくりすると
「あんな顔しといて違うとか言わせねぇから。」
「あんな顔ってどんな顔?」
「恋する乙女♡みたいな。」
颯汰からその言葉が出るとかすげぇ気持ちわりぃ。
「声に出てるからな。」
気持ち悪いと思う気持ちが強すぎたのかもしれない。
「付き合うの?」
「んな暇ないでしょ。
私はこれからも水泳漬けです。
デート?とか?出来ないし彼女らしくもない。」
だからと言って水泳している自分が好きなのだ。
やめるつもりもさらさらない。
「でもよ、んな事言ったらお前、いつ恋愛するんだよ?
これから先もずっと水泳漬けだぜ?」
「そういう颯汰はどうなのさ。」
「それは言わないお約束♡」
はぁ…。
確かにそうかもしれない。
水泳漬けの日々がいつまで続くのか、いつ終わるのか
10年先か1年後か、それはわからない。
怪我をするかもしれない。出来なくなるかもしれない。
「でも、今が踏ん張り時だから。」
「それ毎年言ってね?」
…じゃあ毎年踏ん張ってるんですよ!
御幸先輩もなんか、まだ続くって聞いた。
選抜とかでだっけ。
プロに進むならきっとアナウンサーとかに目移りするよ。
大学に進むとしても世界が広いことを感じると思うし
私よりもいい人なんて腐るほどいる。
それに、今の関係が心地いいなんて
私は贅沢でずるい女でしょうか?
112人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かなえ(プロフ) - ririritumugiさん» きゃー!!!!ごめんなさい!!!!降谷!!!すみません、ローマ字を間違えたのは軽くショックです…。わざわざありがとうございます!直しときますね;;; (2018年8月15日 11時) (レス) id: c68626f29e (このIDを非表示/違反報告)
ririritumugi(プロフ) - あの方法19の所sidesatiruになってます多分satoruにしたいんだなって思ったけど。 (2018年8月14日 23時) (レス) id: b85d9f9947 (このIDを非表示/違反報告)
かなえ(プロフ) - 桃花さん» 応援ありがとうございます!ちょくちょく誤字があると思うので気をつけます;; (2017年9月7日 22時) (レス) id: 38d127b762 (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - かなえさん» 返信ありがとうございます!そうだったんですね!よかった(?)です!これからも応援しています頑張ってください!♪ (2017年9月5日 0時) (レス) id: e9028c89f4 (このIDを非表示/違反報告)
かなえ(プロフ) - 桃花さん» すみません!ただのミスです;;訂正しときます。ご指摘ありがとうございます♪ (2017年9月4日 7時) (レス) id: 38d127b762 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かなえ | 作成日時:2017年8月21日 22時