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 視点 なし


A、禪院、狗巻、パンダ
「 !!! 」


" 里香 "
『 ゆう゛だを゛ををを、 』


乙骨
「 待って!!里香ちゃん!! 」


" 里香 "
『 虐めるな!! 』


 白い、大きな手が禪院たちに襲いかかった。










 特級被呪者 乙骨憂太

 特級過呪怨霊 折本里香



 記録 ___ 六年前 宮城県仙台市


里香
「 憂太、誕生日おめでとう。 」


 そういって里香は憂太に小さな箱を渡した。


乙骨
「 やったぁ!!開けて良い? 」


里香
「 良いよ。 」


乙骨
「 開けて良い!!? 」


里香
「 いいってば。 」


乙骨
「 …指輪? 」


里香
「 婚約指輪、 」


 そう言って里香は不思議そうに指輪を見ている憂太の小指に
 自身の小指をからませた。


乙骨
「 こんにゃく? 」


里香
「 約束だよ ___ 」


里香
「 里香と憂太は大人になったら結婚するの。 」










通行人
「 おい!!救急車はまだかよ!! 」


通行人
「 バカよく見ろ!!助かるわけねーだろ!! 」


通行人
「 頭潰れてんだぞ!! 」


乙骨
「 ___ 里香ちゃん? 」



『 ゆ゛ぅぅたぁ、 』


 憂太のみ聴こえたその声、


乙骨
「 えっ、 」


 がしっ、と足を掴まれた感覚に足元に目線をやる。


 血溜まりの中から " ナニカ " が憂太の足を掴んでいた。



『 憂太。 』



『 大人にな゛ぁたぁら゛ぁ、結婚する゛るるるるる゛ん゛! 』










 ___ 約束だよ。










 A 視点


五条
「 ___ ってな感じで、(乙骨)のことがだーい好きな
 里香ちゃんに呪われている、 」


五条
「 乙骨憂太くんでーす!
 皆よろしくー!! 」


 結局、あの後若干暴走しかけた里香を止まる為に
 自分が間に割り込んだ。

 
A
「 …そもそも先生の説明不足でしょーが、 」

 
 と、真希たちが可哀想だったので軽い蹴りを五条先生に入れた。

 無限は切ってあったので普通に当たる。


五条
「 …コイツら反抗期だから僕がちゃちゃっと紹介するね。 」


 乙骨くんは疲れたように頷いた。


五条
「 呪具使い、禪院真希、
 呪いを祓える特別な武具を扱うよ。 」


禪院
「 … 」


五条
「 呪言師、狗巻棘、
 おにぎりの具しか語彙がないから会話頑張って。 」


狗巻
「 こんぶ 」


五条
「 パンダ 」


パンダ
「 パンダだ、よろしく頼む。 」


A
( …え、パンダの説明ないの? )

 _→←拝啓 死にたがりな少年へ



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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年3月25日 20時

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